第111話 幻影魔法は魔道具?

女の人が先頭で指揮を上げるって、凄いよね。


「お兄さん、もう1人いるよ!ジャンヌ・ダルクも英雄だよ」

あゝいたいた、魔女狩りで殺された人。


「そうだよね彼女が処刑後転移してきて戦争に巻き込まれたら、人間よりも亜人に味方するよね」

「そうだよ!異端児で処刑だもん人間不信になっているはずだよ。

しかしどちらかが居ても生きては無いだろう、人間の寿命なんてフランスなら69年位だからね」


「日本人なら80年はあるぞ!」

「日本人長生きしすぎだよね、だから余計に人生楽しめる」

死んだ妹は2回で140年も人生を楽しんだ、もう一回生き返ったら何年人生楽しめるんだよ、俺なんて転移だから続きで60年くらいかな!


そうだもう一つ聞いておこう。

「ネエネエギルマスさん、幻影魔法てどうやるの?」

「お前ケモ耳つける気かよ、それは俺の専売だぞ」

ラインコールが怒ってくる、いつケモ耳がお前の専売特許になったんだ!フランスのオタクの癖に。


「ハハハ、幻影魔法は魔法であって魔法じゃ無いんだ、魔道具により映る姿を変えてくれるんだ、これだよ」

懐から500円玉位の石を見せてくれる。


「魔石に魔法陣を描いてあるんだ、相当優秀な魔道具職人がいるんですね」


ラインコールが言うと、ギルマスは笑いながら。

「亜人にはお手のものさ、ただこの魔道具に魔法を入れるのは、亜人の国の出入国管理所だけだよ、他では出来ない!そして壊れたら急いで亜人の国帰って新たに魔道具を買って魔法を入れてもらわないとね」


魔道具もやはり壊れるんだ、高価な物なのかな?

「それと人族にはこれは効かないからね、亜人と人族の違いを少し消すだけだからね」

ギルマスから新たな情報、ケモ耳にはなれないと、モフモフ尻尾も!

俺とラインコールはガッカリしてため息を吐く。


「お兄さんの考えは無理な様だね」

「お前だって同じ事を考えていただろうに!」

睨み合う俺達、そこに中からみんなが出てきた。


「あら何時も通りに仲良いのね、メイド達にまた言われるわよ」

「やはりその様な関係なんですね、痴話喧嘩!」

「私は受け入れます、大丈夫ですから両刀使いさん」

「・・・ご主人様の事は聞きましたけど本当なんですね」

ダメだラインコールといるだけで女の子達からの評価が落ちて行く。

何故俺達から下がるんだギルマス!


「君達はそんな関係なのか、なるべく冒険者ギルドに近寄らない様にお願いする」

一瞬で冒険者ギルド出禁になりました、これもラインコールが悪い!


俺の方を見て拝んで頭を下げるラインコール、余計な事をするな、メイド達が騒ぐから!


「ご主人様、お話があります、そちらに行って良いですか?」

騎士達の外から領主のお嬢さんが声をかけてくる。


「どうぞ、何かありますか?」

近寄ってくるお嬢様以下3名、そして。







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