第107話 秘密の話!
いつの間にかの襲撃&撃退捕獲と、大公様付きの使用人は伊達では無いようだ。
「本当に揉め事を起こすなんて、何をしたのかしらね?」
俺かよ、俺が原因なんだと言いたいの王女様!悪いのはラインコールだからね!
「ほらラインコール詳細を言いなさい」
メルーシュエが尋ねるけど、ラインコールは俺を観ている。
「分かったよ、だけど聞いていなかったか大公様に?」
「何の事よ、それすら分からないわよ!」
するとラインコールが。
「お兄さん、大公様は私に言っただけです、秘密の会話です」
秘密の会話が有ったって言って良いのかラインコール!
「ラインコール何故貴方は、大公様と秘密の会話をしているの! みんなと共有するのが我々のルールでしょう!」
「そうよ、報連相は何処に行ったの! そんな事では信用できなくなるわよ!」
「まあそうだよね、それでは何も出来なくなるしね」
3人に問い詰められるラインコール、俺を見るなよ!
「分かったよ、まずは3人共中に入ってくれ、大公様とラインコールの話を俺と話そうよ」
ギルマスとサブマスを縛って、ラインコールに預ける。
そして店の中に3人で入って話し合い。
「ラシーヌさん、あの2人はどう見える人間か?」
ラシーヌも鑑定持ち、なら見えるかもしれない。
「何を言っているの?人間にしか見えないでしょう、それとも他の何に見えるのよ!」
ラインコールもだけれども、ラシーヌの鑑定は更にポンコツみたいだ!
「ならば言う事は無い解散、騎士団長は外のサブマス連れて来て下さい」
騎士団長は外に行く、残った2人は俺に抗議する。
「説明しろお兄さん!」
「何が見えるんです?」
「ポンコツ鑑定は外に出てくれ、サブマスと話をするんだから!」
「ポンコツ鑑定て何だ!私の鑑定は100%だ! 間違えは無い」
「もう浮気ですか!全くアニオタは!」
「見えない物の価値を知るのが鑑定なら物しか見えない! それでは50%だよ。
人も鑑定出来て初めて100%だ! 修行をやり直してこい! それとアニオタは関係ない」
俺は両腕を胸の前で組んで、ドヤ顔で2人の前に立つ!
「この〜、高々お兄さんのくせに生意気よ! アニオタの癖に!」
「私はここに監視でいます、王女様は外に行ってください」
「何よ! 侍女長まで裏切るの!」
「違いますよ、監視です監視」
「とにかくは出ていてくれ、大切な話なんだ!」
「何を冒険者ギルドのサブマスと話すんです?」
すると騎士団長がサブマスを連れてきた。
「いらっしゃい、話をしたいんですけどよろしいですか?」
「何の話だ、お前に話は無い!」
サブマスに話しかけるけど、随分と怒っている。
俺は幻影魔法で隠れている、耳の先を触る。
「なな何をするんだ!」
彼女は顔を真っ赤にして怒ってくる。
「その事の話ですよ! 抵抗しないなら手首の縄を解いて、お茶でも飲みながら話をしましょう」
しばし考えて話してくるサブマス。
「ビーっ、ビールをくれそれから話をしよう」
本当に酒が好きなんだな!
「なら飲みすぎないように、外のギルマスも連れてきますか?」
「飲み分が減るから、呼ばなくて良いわよ」
おいおいそんなに酒を独占したいんかい!
「ではビールを出しましょう、ほら君達は出て行ってくれ、彼女と話をするんだからね!」
俺が手でシッシとやると、3人はサブマスの変化に気付く。
「待ってよ、何で彼女は話し合いを承諾するの? お酒?」
「それよりも、顔の横に手を入れたら彼女赤くなりましたよ、おまじない?」
「お兄さんは、凄いテクニックを持つ人なの? 女性の性感帯を瞬時に見破るとか!」
3人で何を言っているのか分かりませんが、出て行ってくれますか? 話し合いが始まりませんので!
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