第106話 対立!
何故こうなった!
領主の娘は父の罪は罪、罰は罰として迷惑をかけた俺の奴隷として、自分を差し出すと言ってくる。
「やったねお兄さん、奴隷1号よそれも領主の娘って最高の展開でしょう」
何がだよラシーヌ!
「待ってよ、私のくっ殺のが最高でしょう」
「メイドとの秘めた恋が最高よ!」
2人とも何を言っているんだ!
そんな女達よりも問題なのが、ラインコール。
(お兄さんお兄さん、あの2人がアレなんですね)
(えぇ)
(じゃサブマスがエルフなんですね?)
(一応はそう見えます、特に耳がね)
この瞬間、大声出して、ラインコールが叫ぶ!
「エルフ来た〜〜〜」
俺は慌てて、ラインコールの口を手で塞ぐ。
(馬鹿、相手がどんな能力が有るのを知らないと殺されるぞ!)
そんな俺たちを見たメイド達が噂している。
「やっぱり、あの2人はできてるね」
「ウワー、人前で絡みですか!」
「口塞いで、何をするのかしら」
「ああ言うのは、ラシーヌ様好きよね」
「あらみんな興味あるはずよ」
「そうか、でもお兄さん、お姉さま達の誰も手を出さないと思ったら、あっちの趣味なんだね」
「大公様のお兄さんなのに、残念!」
勝手に噂話を作るなよメイド達! しかし問題は目の前の状態だ。
俺達の言葉を聞いたサブマスが俺達に近づき、間にソリアナが剣を構えている。
「さっき言った事は、エルフ来たーてなんです?」
「何でも無いです、そうだよねラインコール」
「もかーもが」
ラインコールも首を上下に振る。
「それ以上は近づくなよ、さっき警告した通りだ!」
「フン、騎士団団長か、いい勝負になるだろうけど、人数で不利か」
「そんな事無かろう、我ら2人なら」
何故かサブマスがギルマスに協力?
「あまり喋んなよギルマス、コイツは何かがおかしいぞ、まるで我々を解っているようだ!」
サブマスが言うと、今度はギルマスも睨んでくる!
「あの5人は何をしているの?」
「さぁ分かりませんけど、揉め事ですかね?」
少し離れた所で伯爵と話していた、王女と侍女長がこちらに気づいた。
「伯爵!あれは何ですか、我が騎士が剣を抜いていますよ」
王女に言われて伯爵も俺達の方を見る。
「おいギルマス、サブマスこちらに来い、その方に近づくな」
言いながら伯爵はこちらに走って来る。
「お兄さん、戦えますか?」
「戦わないけど、逃げる位はどうともなるよ」
「なら、男の方は私が対応しますから、騎士団長は女性の方をお願いします!
お兄さんは、安全地帯に飛び込んで下さい」
その言葉が終わると相手が飛び込んで来た、俺に剣が刺さるけど何時ものバリアで防ぐと、騎士団長が剣を叩き落として首筋に剣を当てる。
そしてもう片方も観ていないうちに、決着している、首筋にナイフが当たっている。
伯爵が着いて。
「お前達は何をやっているんだ!王女様のお客様に何をやっているんだ!」
伯爵は怒るけど、2人とも俺を睨んでいる、ラインコールが悪いのに!
「失礼したお客人、この事は冒険者ギルドに報告する、追って話し合いをさせて下さい」
伯爵は頭を俺に下げて来るけど、悪いのはラインコールだからね!
「全くお兄さんは、何をしているの!」
「無茶しすぎですよ、いくらバリアがあるとしてもね」
王女と侍女長が側に来る!
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