第93話 逃げれない!

地球に帰れるかの話をしていると、妹が何かを思い出した様だ。


「今会議してるわよね、蘭ちゃん」

「はいしてますよ、もう出ないと宣言してますから、此処には呼びには来ないですよ」

「言い忘れたことがあったから、ちょっと行ってくるね、ラインコール」

外のガラス戸の外に影が。


「はい大公様」

「昨日言い忘れたことが有るの! 会議に出ても大丈夫かしらね」

「すぐお聞きして来ます」

ラインコールは何処かに消える。


「少ししたら会議場に行きますよ蘭ちゃん」

「また会議に出るんですか、じっとしているのも大変なんですけど」

「良いから行くわよ、めぐみちゃんも行くからね、お兄ちゃんの護衛は外から響子ちゃんを呼んでおくから、そろそろやっちゃってねお兄ちゃん! 女をいつまでも待たしちゃダメよ」

そんな事を昼間からできるか!


「くっ殺した女騎士を蹂躙する、アニオタには最高の演出ね、変態!」

「なら私が先ですよ大公様」

「めぐみちゃんは会議場よ、早く行きますよ」

俺をディスって3人は出て行く、入れ違いに響子さんが中に入ってくる。


「お風呂に入って来た方が良いか、蘭ちゃんが言うにはこのままの方が良いと聞いたけど」

「お風呂をどうぞ」

「分かった、綺麗に汗を流してくる」

響子さんは風呂に行く、俺は外に。


「なんであの人は躊躇なく操を捧げて来るんだよ」

「モテますね旦那」

声をかけられる、若いメイド達だ。


「そろそろ食べてもらわないと、私達に順番が回って来ないんですけど」

「なんの事だ?」

含み笑いのメイド達に質問する。


「メルーシュエ様とソリアナ様の事ですよ、大公様に言われてます!

始まったら外の警備をしとけと」

ウゥン?


「騎士団の男達に迷惑を掛けない、近づかせない様にとの事」

ええと?


「特に第3騎士団は女性ばかりです、間違えてあの声で助けに建物へと入ってしまうと、揉める原因になりますからね」

ウゥンそうだね!


「最初は感じないと思いますけど、間違っていい声を出してしまうとね」

君達はなんなんだ?


「そうそういい〜ならまだしも、死ぬ死ぬは助けに入られる原因になりますのでね」

コイツら若いけど精神年齢どのくらいだ?


「君達は若いのだから、この様な事を言ってはいけないよ、婚期を逃すぞ!まさに主婦の井戸端会議だろう」


そして笑う5人。

「私達は何歳に見えますか?」

全員でポーズを取ってくる。


「12歳〜18歳くらいかな」

「正解キスしてあげましょう」

少し離れる俺。


「要らないよ(❌手で作る)でも合っているんだ、それなのになんでそんな経験がある事みたいに言うんだ?」


「あら前世は私は35歳です、今は12歳」

「私は40だったかな、今は15歳です」

「33歳女の厄年よ!そして今は18歳早く結婚しないとね」

「55歳、今は13歳で若返って、もう一度青春するんだ!」

「30です、今は16あちらでもこちらでも男性経験ありません」

「何よサラッとアピールして、ずるいわよ」

「えぇアピールよりプロヒールです私の!」

「ならば順番にしていく」

後ろに殺気?


後ろを見るとまたタオルを巻いたソリアナ(響子さん)

「貴様らメイド達、また私の邪魔をするのか!」

少し怒っているのかな?


「しませんしませんよ」

「そうです、早いとこ契ってください」

「私達は順番待ちですので、お早くお願いします」

「ホラ旦那、姫騎士が待ってますよ」

「なんなら甲冑着せましょうか、下着無しで」

俺を玄関に入れようとする5人、こんな時は誰かが邪魔をしにくるはずだ!








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