第86話 転生者が一杯!
しかし入ってくるメイドさんは、歳がだいぶ離れている?
「城のメイドさん全員入れるのか? ボディーソープや洗髪料が無くなっていくけど、俺の商売の柱の一つなんですけど」
俺は一応抗議する!
「お金は払うわよ、それに従業員に給料を払うと思っていれば良いでしょう」
妹に言われるけど、俺は人は雇った事は無い! お好み焼き屋は材料支給で皆んな自分で焼くからね!
「給料か、俺は貰った事は無かったからな、小遣いとしてなら結構貰っていた感覚だけど?」
大きい物は親が買って共同、衣食住も同じ、アニメ関係を買うのはお好み焼き屋の儲けで買っていたからお金には困っていなかった。
こっちに来て、お金の種類が違うので稼ごうと思っていたので、人を雇ってお給料を払う感覚は無かったよ。
「給料か確かに、誰かを働かせたら払わないといけないか! でもなメイドさんが店番やってくれるか? 飲食店で食べ物作ったり飲み物運んだりな!」
俺の問いかけに妹は考える。
「まぁ持っている記憶次第よね、此処の方が良いと思う子はだいぶいると思うわよ」
持っている記憶?
「ええお風呂とトイレだけでもね、こちらは地球と全て違いますからね」
「メイド全員ハーレムオタクの生贄か、地球の物は転生者に毒よね」
「確かにイチコロね、特に年齢が上でこちらに来てしまっては!」
まぁ正面を見ても年齢バラバラだし・・・。
「今の話だと風呂に来るメイドさんは、全て転生者なのか?」
「あれ言わなかったっけ」
「大公様言われてませんよ」
「そうだったの」てへ、ペロ。
60歳のお婆さんがやっても可愛く無いぞ妹よ。
「今悪意を感じた、絶対にね!」
妹の言葉に。
「やはり殺して地球に戻しますか!」
王女は言い。
「やめてよ新婚2日目で未亡人は!」
侍女長さんが参戦。
「殺しても地球に戻れるか分かりませんよ」
第3騎士団長も話に参加!
「だから試しにやってみようとね」
王女様はまだ言ってくるけど。
「もうそんなに結婚したく無いなら、しなくても良いわよラシーヌちゃん!
なら正妻はメルーシュエかソリアナね、じゃんけんで決めなさい」
大公様(妹)の裁定! 正妻はじゃんけんて愛情無しかよ、俺の意見は!
「お祖母様、結婚しないとは言ってませんよ! ただ考える時間を下さい」ぺこり。
頭を下げる王女様だが、大公様は冷たく言い放つ!
「時間は無いと言っていますよ、本当に!」
すると執事長が店の外から声を掛けてくる。
「大公様、会議のお時間です、お城にお戻り下さい」
「時間が無いのに会議か、仕方ないラシーヌとメルーシュエはついて来て、ソリアナは此処で警備していて、メイド達は一度城の仕事をする様にと、自分の仕事が終わったら此処に集合と伝えといてメルーシュエ、では城に戻ります、お兄ちゃんは逃げない様にね!」
みんな出て行く、ソリアナは残る。
「優しくしてくださいね」
「へっ」
「騎士服に着替えるのも面倒だから、このまま一度お願いします、さあ来て」
美女がタオルで座布団て、何処の風俗街だよ。
「イヤイヤ、それはまずいでしょう、色々とね」
「女性はお嫌いなんですか、もしかして男性!先程ラインユールの事を聞きましてたけどBLの世界の方なんですか?」
俺は指を指す、台所から顔が3つ見える。
「何で貴女達いるの!」
「お風呂」
「お風呂」
「お風呂20年ぶりで気持ちよかったです」
慌てて台所に入って行ったソリアナ。
まぁ外で騎士達でも見学していよう。
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