第57話 朝の出来事!
翌日目が覚めた2人の騎士は、外の空気を吸いに行く。
「昨日の酒は美味かったな、マサシ様に感謝!」
「本当に美味かった、また頂ければ嬉しいけどね」
そこに中から別の騎士が出てくる。
「交代だ2人は休んでくれ、俺は顔を洗ってくる」
3人は詰め所の中に戻る。
案外気づかない物だ!
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「お母様、本日の朝食は隣のお店で頼んであるのよ、柔らかいパンなので、お母様もきっと喜んでくれるはずね」
「そうなの楽しみね柔らかいパンなんて、お隣なら少しして行きましようね、まずは顔を洗いましょう」
侍女が桶に水を入れて持ってくる、王妃と第4王女は顔を洗い身支度をして2人は下に降りて行く。
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「隣の店は退けたかな、まあ建物が有ったら壊せば良いはずだ、そんなもの王都の騎士団なら朝飯前だからなハハハ、そしてダンジョンを最初に踏破して財宝と名誉は俺の物だ!」
王都騎士団長は一階に降りて行く。
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「昨日はパーティーでメリーナお嬢様に伝える事を忘れた!
お嬢様早く降りて来てくれ」
ウドゥン伯爵騎士団長は一階でメリーナを待っている。
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「朝が来てしまった、憂鬱だ、スージー」
メリーナはスージーを呼ぶ!
「おはようございますお嬢様、今日もいい天気ですね、顔を洗う水をお持ちしました」
「貴女は朝から元気ね、私は心が闇だわよ」
「元気元気それが私の取り柄です」
顔を洗って身支度をしたメリーナが一階に降りてくる、それを見たウドゥン騎士団長がすぐ様近づいて、昨日の事を報告する。
「ちょっと待って、食堂の隅でもお一度言って下さい」
騎士団長は昨日の事を細かく報告する。
「まさか、そんな事は無いはずよ、だって店は担いで持って行けないわよ」
「ですけど、本人だけなら出て行けますよね」
「騎士団長、もしもの事は言っては成りません、現実になったならどうしますの、私卒倒しますよ、本当に!」
メリーナと騎士団長は玄関に向かう。
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「どうだったやつはいたか?」
「いませんでしたよ」(建物ごと居なかったな)
「そうか検証に行く、外に出るぞ」
(今日から俺の新たな伝説が始まるんだ!)
王都騎士団長は、共を連れて外に行く。
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「こちらですよお母様、美味しいパンの・・・?あれ〜」
「あら昨日は確か此処に何かのお店があったのね、何で無いのかしら」
「えぇ、お母様に教えたかった美味しいパン屋さんなのにウゥエ〜ン」
突然第4王女は泣き出して、困ってしまった王妃様。
「王妃様、確かに此処にはパンを売る店が有りました、確かです」
昨日第4王女と一緒に、パンを食べた侍女のサーラが王妃様に言う。
「ならばどうして?」
そこに王都騎士団長がやって来る。
「おはようございます王妃様、第4王女様・・・どうしましたお泣きになられて昨晩怖い夢でも見ましたかなハハハ」
「違うわよ、パン屋さんがパン屋さんがワ〜ン」
王妃様は、第4王女の泣いた理由を説明する。
「あゝあの店主には、王家が使う宿の側に有るのは汚らわしいから、立ち退いていただきました、私はその検証ですよ王妃様」
この男は、私の娘を泣かせて平気なの! 王女よ王女!第4だからって何よ!
「嘘〜何で建物が無くなっているのよ、マサシ様は何処に行ったのあゝ〜」
お店がない事に気がついたメリーナはその現実に卒倒する。
「お嬢様お嬢様、しっかりしてください、誰か来て〜」
ウドゥン伯爵家のメイド達が、スージーの声に驚きすぐ様外に出てメリーナを中に連れて行く。
何故こうなったの?私の娘は泣くし、メリーナさんは倒れるし、何故この男は笑っているの!
王妃の考えが頭の中を駆け巡る!
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