第10話 お金!
税金の微収方法や警備の事も決まったので、夫人はまた帰って行く。
その時にボディソープと洋服等の販売方法も話し合って決められた。
要はウドゥン家の者達に十分に行き渡るまでは、他に販売はしては行けない事となり、当分の間の独占販売権をウドゥン家に渡す事で合意した。
ただ無くなれば販売は終了となる。
いつまでこの能力があるのか分からないので、納得をしてもらう。
そしてこの契約はこの国の中だけで適応できる事にして、他国には適応されない事となった。
まあ店を持って移動出来ないので、他国は関係ないかな!
しかし困った事が起きた、何故かお嬢様がメイド達3人と残っている。
「お嬢様は、お帰りにならないのですかね?」
顔見知りのメイド、スージーさんに聞いてみる。
「ええとよそ者がマサシ様に危害を与えない様にお守りするためにいます。お嬢様は火の魔法の使い手ですから安心して下さい」
やっぱり魔法は有るんだ、やっぱり此処は異世界なのかな?
よく聞けば、全員が魔法が出来るわけもなく、他には魔物の体内から取れる魔石を加工して動く道具も有るらしい。
その他には能力が個別に宿るらしく、メイドなら掃除や洗濯そしてお茶入れなど能力の無いものよりも格段に美味しく上手に出来るらしいと。
騎士達も剣や腕力に優れている者が望ましく、その能力を持って鍛えるとすごい戦いになるらしいので、各貴族はその様な能力をある者を個別に若い時から見つけて囲う様だ。
皆んな色々な能力をもらえるみたいだね、俺のはこの店みたいだ。
それだけでも感謝しよう。
そして有りましたダンジョン、宝箱狙いで潜る冒険者もいる様です。
まあ中々見つからないけど、見つけても無くならないみたいでいつの間にかダンジョンの何処かに現れるみたいだ。
無限宝箱だね!それと魔物の巣になるので退治して魔石を持っていくと、買い取ってくれて報酬が貰えるそうだ。
それと多くの魔物がダンジョンで誕生するので、間引きをしないと溢れ出して周りに被害が出るので、人気のないダンジョンは定期的に冒険者達に、領主さんがお願いする様だ。
そして夕飯は、お蕎麦にしてみました。天ぷら蕎麦を作りました。
外にいる騎士さんたちは、10名なので彼らの分も作ってみました。
そして新たにお米を炊いて塩むすびに海苔をつけてお出ししました。
天ぷら蕎麦定食です。漬物は瓶のピクルスを出しましたが、お口に合うか心配です。
美味しいと言われお代わりを要求されましたが! 米はまた炊かないといけないので、蕎麦を茹でて麺だけ追加で上げました。
そしてお嬢様とメイドさん達は、狭いながらもお風呂に入って行きましたので、俺は外で騎士さん達とお話をする事に!
「どうでしたか、今回のオニギリは?」
「ハイ初めて食べましたけど美味しかったし、腹持ちが良さそうです」
「私も干し肉よりも美味しい物を頂きありがとうございます」
「これって此処で売り出すんですか、良ければ値段を教えて下さい、是非家に持って帰って嫁に食べさせてあげたいです」
みんな美味しいと言ってくれたし、リピーターにもなってくれるみたいだ。
「ただ教えて欲しい事が有るんです、金の価値が分からないので教えて欲しいのですが?」
兵士さんは袋から小銭を出して見せてくれる。
鉄貨10枚で銅貨1枚、銅貨10枚で銀貨1枚そして10枚で大銀貨1枚、大銀貨100枚で金貨1枚になると言う、その先には白金貨や赤青の金貨も有るが騎士さんたちはみた事もないと言う。
鉄貨を10円なら銅貨は100円そして銀貨は千円、大銀貨は1万円その先金貨は100万円か!俺は執事長さんに貰った袋を覗いてみる。
一袋を覗いて他を見るのはやめた、だって10枚入っているんだもん、残りの袋はそれよりも一回り大きいし数もある。
ボディソープにシャンプーコンデショナーは神の秘薬、母さんと妹の古着はビンテージ物かよ、貴族の金の価値観が分かりません!独占販売許可しますて言うか、許可するしかありませんね!
俺は座布団を仕舞ってある、押入れの奥に袋を隠した。
だって持ってるなんて出来ないよ!
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