ep.1 最初の出会い

ここは、色才高校。名の通り、ちょっと変わった天才の集まりだ。

そして、このヤバめな高校に入学することになった。俺、『青井あおい そら』だ。


入学式は、カット。教室のHRホームルームから始めよう。



??「おはよう、お隣さん!!よろしくね〜!!」


お隣さん?………って、俺の事?あ〜、じゃあ、返事しなきゃ。



空「お隣さんじゃない。『青井あおい そら』だ。そういうあんたは?」

燕「『黒澤くろさわ つばめ』だよ!!よろしく〜!!……空くん、でいいかな?」

空「ああ。」

燕「うん。よろしくね〜!!」

??「よろしく〜!!」

空「あ、ああ、よろしく。……って、ん!?」

??「よろしく。私は、『黄金こがね 美羽みう』。よろしく〜!!……君は?」

空「あ、ああ。俺は、空だ。よろしく。」

美羽「うん!!よろしくねぇ〜!!……燕ちゃんもね!!よろしく!!」

燕「あ、うん。よろしk………」

??「よろしく、でいいのかな?」

「「「………!?!?」」」

空(気づかなかった。美羽より隠れるのが上手いんじゃないのか?心臓に悪すぎる。)

美羽「よろしく!!君の名前は?」

??「私は、ながれ紫毒しどく ながれ。」

空(紫毒?どっかで、聞いた名前だな?どこで聞いだっけなぁ。)



ドッカーン



空(な、何事!?いや、ドア開ける音じゃない!!皆今ので静まっちゃったよ!?)



先生「よぉ〜。元気そうだな。ひぃ、ふぅ、みぃ、………全員いるな。よし、席に座れ〜。」

空「は、はい。」


はい。としか言いようないだろ。ドア壊れかけてんだぞ。なんなのこの先生。馬鹿力やん。どっかで見たけどさ。



先生「おお。私の自己紹介をしておこう。『氷室ひむろ 炎華えんか』だ。よろしくな。年は………聞こうとしたら、分かってるな?」



モブ「はい!!年はいくつですか?先生が綺麗で単純に好奇心が湧きました!!」



馬鹿馬鹿馬鹿!!死にたいのか!!現に今、拳握ってんぞ………Oh。

俺はこのことを忘れた。

そして、植え付けられた。女性に歳を聞くのは、人生を棒に振るのだと。

当然、姉に聞いたバカもいて、殺されかけたバカがいたのは、いい思い出だったが、それはそれ。これは、これである。死にたくない。これ以上は触れられない。



そうして、波乱万丈の最初のHRを終えた。

因みにだが、失礼な質問をした生徒の知り合いは、生徒本人の人格が変わっていたと噂されていたが、それは、関係の無い話である。(情報源は美羽。)




夜、それぞれの自宅で。


空「ふーむ。燕に美羽、流、ねぇ。これから、楽しくなりそう!!」


燕「空くん……かぁ。」


美羽「木刀を振り終えたわ。おじい様。そろそろ寝ます。」

祖父「ああ。もう寝るといい。明日も学校あるんだろう。程々にな。」



流「空……。青井 空……か。少し調べよ。」





ep.1終わり。













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