応援コメント

痛い道歩く醍醐味きみ知るかたわごと言ったあいつどうしてる」への応援コメント

  • 良くも悪くも才能のある人は普通ではいられない。上の方向にも下の方向にも、普通の枠から出て行きたがるものなのかも知れませんね。私たちにとっては「なぜ」「もったいない」と想えることでも、彼らにとっては飛び出していくのが当たり前の衝動。
    この方に、「バレエとは何と楽しいのだ。素晴らしいのだ」と教えてくれるよい先生が一人でもいたら違っていたのではないでしょうか。

    作者からの返信

    朝吹さん、私はポルーニンのことを書いて、あまりにニジンスキーと似ているのに驚きました。天才は燃えたぎるエネルギーを抱えているので、時々、爆発させなければならないんでしょうね。ニジンスキーのノンフィクション要素の濃い小説を書いた時、リファールという15歳後輩ダンサーの語りにしたのですが、彼がバレエを始めた時はすでに15歳。15歳と言えば、ニジンスキーも、ポルーニンもできあがっていた年齢ですから、ダンサーになること自体も無理だと言われました。
    でも、リファールはその熱意、努力、自制心で、パリのオペラ座バレエを立て直し「舞の神様」と呼ばれました。彼はバレエの歴史や理論の本も書いていますし、ニジンスキーの墓を建てたのも彼です。
    リファールはニジンスキーに比べて知名度は落ちますが、バレエ界への貢献度は知る人ぞ知るです。
    つまり、天才は普通人より少ない努力でできちゃうので、ラッキーに見えますが、実は脆くて、ラッキーではないのかもしれませんよね。やはり努力する一般人が強いのかも。
    話は飛ぶのですが、私が今書いている長編のひとつには、数学の天才が出てきます。実在の人物がモデル。どこが天才かわからないのですが、周囲の人が天才だと言っているから、天才なのだと思います。とても感じのよい青年です。私が知っている唯一の天才で、ちょっと自慢です(笑)