第4話 少しの冒険2

※今回は少し短くなります


少し勇気を出して外に出てみたとはいえ、やはり分からない事だらけだ、見慣れない標識に少し味の違う空気、やはりかなりの不安感を覚えてしまう。。。


らいむ「ふぅ、なんかいるだけで疲れるけどあと三年もここにいるんだ、少しでも最初から慣れておかないとなぁ」


なんて誰にも聞こえないように呟いて当初の目標である”スプライト”を買いにアメリカのスーパーへと僕は一歩一歩、街をゆっくり観察しながら進んでいく。


最初に思った感想は、うわ!もうまんま動画で見るやつだ!!って感じで庭が広くて家によってはプールなんてあったりして、もうまさに異国感が沢山して少しうんざりしそうになりつつも初めて見る生のアメリカ感にさすがに少し興奮して体感進むスピードが速くなってるような気がした、少し家からでたところでふと思った。


らいむ「さて、とりあえず適当に進んで、もう結構楽しいけどスーパーってどこにあるんだ。。。?」


そう、あまりにも無計画にぶらぶらしすぎて迷ってしまったのだ、これは昔からの僕の良くない所で無計画に自分の感情を優先してしまう事が多々ある、心に告白した時も謎の義務感という感情に駆けられて勢いで告白してしまったも同然だ。


とりあえず、ああだこうだ自分を責めてもゲームみたいに案内表記が出てくる訳ないので自分のスマホで地図アプリを開き、付近のスーパーでもコンビニでも探していると、また僕は気づいてしまう。


らいむ「あれ、俺家の住所登録してなくね。。。?」


”あぁ、これ初っ端からモリィさんに電話しないといけなくなるな。。。申し訳ねぇ。。。”

なんて思いつつ、とりあえずは地図アプリで見つけた近くのコンビニへと足を進めることにする、最初からモリィさんに迷惑をかけてしまうという罪悪感もあってか心無しか先程の楽しかった一歩一歩も、少し見えない浅い沼に引っ張られてるような気はする。


そこから少し経っただろうか、とりあえずの目標のコンビニに着くことはでき、モリィさんへの罪悪感も少し薄れてしまった所でキラキラとした星を目に浮かべながら初めてアメリカのコンビニへと入店する。


らいむ「うわぁ、見たことないお菓子と体に悪そうな色してるお菓子と飲み物ばっかだなぁ、こりゃ三年間毎日ちゃんと食事管理しないと結構太るだろうなぁ」


なんて言いつつ、自分のかごには1.5Lあるスプライトを入れ、その他体に悪そうな色をしてるアメリカ感満載のグミとパンパンになったポテトチップスの袋を入れ会計を済ます。


らいむ「ふぅ、とりあえずは買い物軽くできたけどモリィさんに電話しなきゃだなぁ。。。」


とりあえずはモリィさんに電話するが、ワンコール経たずして僕の電話に出てくれた、やっぱりモリィさんも少し心配してたみたいで、僕が家への道が分からない事を伝えるとすぐさま僕に家の住所を送ってくれ、電話を切る前に”ちゃんと保存しとくのよ”なんて注意されながらも無事に家に着くことができそうだと実感する。


そこから数分経ってそろそろ着く頃に


らいむ「ふぅ、とりあえずは初めての冒険少し迷ったけど、ミッションコンプリートだな。。。!」


なんてアニメみたいに言いつつ家のドアノブへと手をかけ、ガチャっという音を鳴らす。


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