第17話 心肺停止
来人、聡太、理沙は警視総監 横谷のマンションまで、〝執行人〟と吉宗の影を追いたどり着いた。
来人は「時間がどれくらい経っているのか分からないが急がなくては!」とエントランスに横付けした理沙の車から飛び降りた。
来人は閉ざされたエントランスの扉の前までくると、言霊を使う。
〝扉は誤作動を起こし、開く〟
聡太の耳には〝ステレオ〟で言霊が響く。
来人は、首に痛みを感じ、顔を歪めた。
やがて、扉は開き、来人達3人は、エントランスを通り抜ける。
4機あるエレベーターの3号機に吉宗の影を見つけ、理沙の後に着いて3号機に乗り込む。
3号機で理沙は、吉宗と一緒にいた男が48階のボタンを押したのを確認すると、同じく押す。
エレベーターは、高速で登る。
48階に着き、ホールに3人は、飛び出す!
そこには、〝執行人〟と吉宗が居た!
来人を確認した〝執行人〟は、指を3本即座にたて、
〝吹き飛べ!〟
と呪いを唱えると3人は、窓ガラスのある壁に押しつけられるように飛んだ。
〝執行人〟と吉宗は、そのまま止まっていた3号機に乗り込んだ。
3号機は2人を乗せ、下降する!
来人は追う様に言霊を使う!
〝エレベーターは故障し、停止する〟
〝執行人〟と吉宗を乗せたエレベーターは28階で止まる。
来人は、「警視総監が危ない!理沙!どの部屋だ⁈」と叫ぶ!
理沙は、吉宗の影を追い部屋へ辿り着き、3人は、なだれ込む!
部屋に入った3人は、すぐさま、寝室で〝首を吊っている〟警視総監であろう男を見つける!
来人はすぐにほどき、状態を確認する!
「まずい!」来人は、応急処置を始める。
「聡太!俺の携帯で柴山刑事に連絡してくれ!」
と聡太に携帯を投げる。
「理沙!救急車だ!」来人は理沙に命じた。
7.8分すると複数のサイレンが、下方から聞こえてきた。
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