第5話
「はぁはぁはぁ。流石に、こ、こ、まで、来れば!奴も追っては来れないはずだ!―――はは、緑竜《リョクリュウ》め!ザマァみ―」
男は、最後まで言う事は出来なかった。
何故なら
その身をブレスによって…焼かれてしまったからだ
………………
おい!聞いたか!
ん?何を
バカだな!教えてやる。いいか!
あぁ…
この町『グラス』から南西の方向に進んだ先にある『緑の森』で…不自然な事が起こったらしいんだ…
不自然出来事っていったい何なんですか?
あぁ…いいか!それはな…騎士団が…いくら探しても……見つからないんだ
見つからないって?
……
バカ!あれだよ!あれ
アレ?
話を…ややこしくするなよな!たくっ!話を…戻すが、――――が見つからない代わりに、あるものが見つかった。それは…どうやら焼け落ちた…――おっとこれ以上はよそう
えぇ〜まぁいいですけど
はっはっはっは…コイツー
(焼け落ちた…ねぇ??気になるし!行ってみるとするか!!)
「ここが…緑林の
関心していると…『ガァァァァァァァ!』と叫び声が聞こえ来る!
俺は…居てもいられずに…走り出していた。
「…あれが、
『ガァァァァァァァ!!』
「きゃぁ!もう私は、助からないんだわ!」
「姫様!どうか!お気を確かに……くッこんなところで、こんな場合で…殺られてなるものかぁぁ〜!!」
「だ、誰か!私たちを助けてください!…」
「ひ、姫様!?えぇい…こうなったら!私も恥を承知で――頼む誰でもいいから助けてくれ!!」
『ガァァァァァァァ!!』
「「…ひぃぃ〜」」
ドラゴンが、二人を切り裂こうとしたその時!
二人にはしっかり聞こえていた。
「今助ける!!零の型『黒蛇』」
「悪く思うなよ!すべて人を襲うお前が悪いのだから!」
ズバァァァァァン!
『グァァァ―――――」
(これで…あの二人の命は助かったわけだが……俺は、そろそろ帰るとするか…じゃぁなお二人さん!)
「…私たち助かったの?」
「えぇ!!もちろんですとも…」
「よかったぁ〜〜〜」
「私たち二人を助けてくださったのは、どなたなんでしょうか?……シアは?わかります?」
「申し訳有りません!私もサッパリです。」
「ですよね! でも私、諦めませんからね!必ず見つけ出して見せます!」
「さすがです!!姫様!!」
(いやいやいやいや、さすがに止めろよ!?…ま、まずい!このままでは、いずれ見つかってしまう。どうしたらいいんだ!――そうだレオナに相談してみるか!)
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