第3話[シンプルに家に来ないで?]
あぁ……今日も疲れた……
あの後帰る時に裕太に呪いの言葉みたいなの吐かれたし……他の男子からもすんごい目で見られたし……今日はとにかく疲れた……早く風呂入って飯食ってゲームしよ……
そんな事を思いながら帰路を歩く、もう夕暮れだ、辺りが橙色に包まれている
と、家が見えてきた、俺は家を目視すると少し早歩きになる、早く帰りたいって体が叫んでるようだ……
そして、そのまま家のドアの前につきドアを開ける
修斗「ただいま〜」
結奈「おかえりなさい!ご飯にする?お風呂にする?それともわ」
ガチャン
あれ家間違えた?
俺の見間違えじゃなければ結奈がエプロン着ながらこの家に居なかった?新妻みたいなこと言ってなかった?さすがに気の所為?さすがに気の所為か(自己解決)
俺は自分を無理やり納得させ、そしてまた家のドアを開ける
修斗「ただいま〜」
結奈「おかえり〜!」
うん見間違えじゃなかった
ついにコイツ俺が避けてる事に痺れを切らして強行突破してきやがったな
いや避けてるとは言いつつもほかの男子よりかは接触してるんだけどさ
母「ちょっと修斗、久しぶりに結奈ちゃんが来てくれたんだから!もっとシャキってしなさい!細切れにするわよ!」
包丁持ちながらそれは怖いって母さん
母「結奈ちゃんと修斗はもう結婚してるみたいなもんなんだから!しっかり妻の迎えにはしっかり応えるのよ!」
そして何言ってんだこの人
おい結奈何 (,,> <,,) みたいな顔してんだよ
照れんじゃねぇよ、こっちは困惑だわ
結奈「お義母さん!修斗さんは私が幸せにします!これからもよろしくお願いします!」
母「😎👍」
何この人たち?
母さんどこからサングラス持ってきた?
犬「バフバフ」
あー
天上天下唯我独尊西和彦義彦「(この愚かな名前を早く改名せよ下劣な人間が、お前の小さい脳みそでよく考えてみろ)バフ!」
修斗「うん!可愛い!」
やっぱり動物は癒しだよな〜
俺はそんな事を考えながらよしひこを撫でる
結奈「………」
あっすんごい悪寒が、おかん助けて
あっ違う今のはおかんと悪寒でかけた訳じゃない、いやそんな事言ってる場合じゃない、怖い、結奈さんからの視線がとんでもなく怖い、すんごい怖い、え?何?動物と戯れてる俺もダメなの?もっと私にも構えってこと?
修斗「……撫でられます?」
結奈「はい」(即答)
あら即答
というか無言で頭をこっちに向けてくるね
もうどんだけ撫でて欲しいんだこの子
まぁ撫でるんですけどね
結奈「あ〜///」
あら〜すごい幸せそ〜
あと母さん後ろで「☺👍」じゃねぇよ
何が「☺👍」だよ、ニッコリすんな
あっニっコリすんなって言ったら今度は
「😪👍」寝んなや
結奈「修斗……///修斗を私にください…///お願いします幸せにしますから…///」
それ普通俺の家族に言うねん
張本人に言ったら意味無いんだよ
結奈「あ、あと今日は泊まるからよろしくね」
おっと爆弾発言されたぞ?
死刑宣告か?
とりあえず今は現実逃避のために推しのVTuberに送る
と言うかナチュラルに俺泊まること知らされてないんだが?
結奈「今言ったもん」
修斗「やるじゃん(?)」
結奈「でしょ☆」
あーうん、とりあえず地獄の予感()
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