第3話 ダンジョン無双
次の日の朝再びギルドを訪れた俺。
朝食を食べながらまずは自分のステータスをチェックする。
うん、この世界の朝食って結構不味いのね、パンは硬いしスープは薄い。明日からは紅83式の物資を食べるか。
取り敢えず自分に鑑定をかける。
「確かレベルは2だったはず」
ヒカル・イシダ
【レベル】43
【体力】355
【魔力】258
【俊敏】72
【器用】65
【腕力】80
【耐久力】62
【幸運】93
【魔法】全属性
「って!なんでやねん!」
思わず関西弁になってしまった。
レベル43は明らかに異常事態、現代日本人の俺はレベルが低い、異世界に来る前は確かにレベル2だった。何故日本人はレベルが低いかというと、地球は魔物が居ないからレベルを上げる方法がほとんど無い。
なのにレベル43なのは………
レッドドラゴン討伐か〜
あのレッドドラゴンって結構強敵だったんだな。
「取り敢えず腹も満たされた事だしダンジョン潜りますか〜」
そして俺は
■■■■■
「さて、このダンジョンは階層が無いんだよな」
ダンジョンといえばゴツゴツした石造りの狭い部屋みたいなイメージだが、ギルド嬢の話によればここのダンジョンは完全フィールド型で、草原地帯、砂漠地帯、火山地帯、氷雪地帯、毒沼地帯などが広がっており幾つかのフィールド地帯が合わさった1つのだだっ広い階層らしい。
らしいと言うよりも実際に来てみたら、目の前には草原が広がっており、どうやら最初は情報通り草原エリアだな。
という事で俺は紅83式を出して早速乗り込んだ。
さらに闇属性魔法の探知魔法を使って生物認識を行う。
探知魔法の範囲を広げてみたら沢山の赤いマークと青いマークが見受けられる。
赤いのがモンスターで青いのが
「オーケー、オーケー人が居ない処いきますか」
俺は取り敢えず人の居なさそうな1番奥のエリアに向かう。
草原地帯を越えて火山地帯、氷雪地帯を越えると無数の岩山を発見。
「岩山エリアか〜情報には無かったな」
岩山エリアで探知魔法を発動させると沢山の赤いマークが、取り敢えず赤いマークに魔力弾をぶち込んでみる。
……………「ギギャーーーーー!!」
無数のドラゴンが現れた!
「岩山はドラゴンエリアか!」
それならば、超高音波攻撃発動!!
「ギギャーーーーー!!」
けたたましいドラゴンの群れの悲鳴が上がった。
さて、大量のドラゴンの死体GETだぜ!!全てのドラゴンの死体を回収し終わると、直ぐ様闇収納に移し替える。
初日にしてはいい戦果だしそろそろ帰りますか。
■■■■■
「ドラゴン52体ですって!わ、笑えるんだけど〜」
受付嬢のセリナさんの顔がピクピク引きつってらっしゃる。
暇なので
「よお!兄ちゃん景気がいいな!俺にもその幸運分けてくれよ」
「はぁ、幸運なら分けれないけどポテチならいいですよ」
「何だこの食い物?うんめぇ〜!なんじゃコリャ、おいこれ他にもないか?」
「沢山あるけど、違う味も、でもタダではあげれないよ?」
「か、金なら出す!」
という訳でポテチの色んな味を10袋ぐらい渡してあげた。ちなみに価格は1袋当たり100ゴルド、1ゴルド=1円ぐらいの相場だったので。
「それでポテチ欲しいから話しかけて来たって訳じゃないでしょ?」
「ああそうだった、俺はランキング16位旋風のアッシュ、実はおまえをうちのクランに誘おうと思ってな」
「クランとは?」
「まあパーティー組んで仲間内でダンジョン攻略する集団みたいなもんだよ」
成る程ゲームでいうギルド組織みたいなものか、いや、しかし、このダンジョンだと紅83式あれば十分だし。
「クランは今はいいかな」
「うんめぇ〜このバター醤油とかゆう奴!」
「ちょっと聞いてます?」
「ああわりぃ、まあ俺等のクランはランキング上位集団だから入りたくなったら何時でも声掛けてくれよ、後美味い物他にもあったら売ってくれ」
「まあ気が向いたらね」
■■■■■
「査定お待たせしました、ヒカル様のランキングは今回で36万5870位から152位と成りました」
「へぇ〜めちゃくちゃ上がりましたね」
「そりゃあれだけ上位種のドラゴン倒しましたからね」
セリナさんからジト目でみられる俺。
「コホンっ!そして報酬は30億ゴルドに成ります、ギルド口座に振り込んでおきますね」
「あっハイ」
こうして俺の
ちなみにステータスとレベルめちゃくちゃ上がったんだよな。
【名前】ヒカル
【レベル】283
【体力】2053
【魔力】1679
【俊敏】355
【器用】321
【腕力】380
【耐久力】318
【幸運】407
【魔法】全属性
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