第4話 お試し (ここの話の次からちょっと内容変えます!)

具体的には能力診断のくだり無くします

——————————————————————◇放課後


 慧は学校が終わると、あまり人の近寄らない近所の森の奥へときていた。


 「よし、ここら辺なら誰も来ないだろ」


 試したいことは色々あるが、とりあえず優先順位は身体強化、体術、超越者の時の権能と言った感じだ。


 「とりあえずは魔力があるかだな」


 自分の中は意識を向けてみるとそこには確かな懐かしい何かを感じる。


 (よかった、魔力はしっかりとあるようだ)


 「『身体強化』」


 そう呟くと身体中から力が湧き上がってくる。

 

 「よし!じゃあ走って…」


 そこで慧の意識は途切れた—————————



 



 

「んぅ……なんで寝転がってるんだ?」


 本日3度目の目覚め。あたりは既に真っ暗になっている。そんな中、慧は地面に倒れ込んでいた。そして、身体中はまるで重力が倍になったくらい気怠い。


 (まさか…あの一瞬だけで魔力切れ?!?!)


 確かに超越者の時と同じくらいの出力で身体強化を行ったというのもあるがそれでもちょっと切れるのが早い。


 「ていうかそんな出力で全く鍛えてない体動かしたら四肢爆発してたかも…」


 結果的には幸運だったかもしれない。


 「まあこれからの課題は魔力増強と反動に耐えれる体づくりだな…そう言えば今何時なんだ?」


 今頃になって空が真っ暗になっていることに気づいた慧はスマホを取り出してみる。


 ———22:14————————————


 そして通知には家族からの通知が大量にきていた。


 (あ、終わった…殺される…)


 慧の家族は普段はあまり怒らないのだが心配をかけるとものすごく怒られる。


 慧は通知を爆速で返し、これ以上はなるべく遅くならないように全速力で家へと向かった。



——————————————————————

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