第3話 最初の障害

2話の内容を少し変更しました!



—————————————————————— 記憶を取り戻したけいは早速一つの壁にぶち当たっていた。


 「よって、19XX年に出てきたゲートにから得られる資源で世界は更なる発展を遂げたってわけだ。ここ絶対テスト出すから覚えておくように」


 (勉強が全然ついていけない…)


 もちろん記憶が戻る前の16年間の記憶もあるのだが、記憶が戻る前も慧は勉強が苦手だったようだ。頭の中に知識がほとんどなく何を言っているのかが全くわからなかった。


 「えーとじゃあ次の問題を…君月。答えられるか?」


 「え?えーと…」


 (ゲートができた時に作られた法律として早いものから並べろか…えーと)


 「資源取得法、門私有地化禁止法、能力取り扱い法です」


 「順番逆だな」


 (これ覚えるの無理だってぇぇぇえ)





 

◇授業終わり

 

 「なあなあ慧。今日の放課後って暇だったらカラオケ行かね?」


 蓮斗が話しかけてきた。


 (カラオケか…蓮斗には悪いけどそれよりも先にこの体でどれくらいの能力が使えるのか確かめてみたい)


 「ごめん、今日予定あるわ」


 「うわっ、マジかぁ〜。久々に慧とカラオケ行きたかったんだけどなぁ〜」


 残念そうに肩をすくめる蓮斗。そこに四人の男女グループが近づいてきた。

 

 「お、蓮斗!放課後そいつとカラオケ行けないなら俺らといかね?」


 蓮斗は性格が良く、顔もいいためとても人気が高く色々な人から誘われているのをよく見る。

 

 「ん〜、まあ慧に断られたし放課後暇だからいいぜ」

 

 「よっしゃ!じゃあ放課後校門集合な!」


 そういうと彼らはカラオケで何を歌うのかで盛り上がりながら去っていった。


 「あ、慧。もうすぐお前もバベル入っても良くなるよな!どんな能力使いたい?」



 ふと何かを思い出したように蓮斗が聞いてきた


 「んー能力か…せっかくなら魔術系とかかな」


 「わかる!一回使ってみたいよな!」


 バベルについての話で盛り上がっていると先生が入ってきたため蓮斗は席に戻って行った。


——————————————————————

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