第4話 ある結婚
ビルのエレベーターが落下した。かけつけた消防隊員が、潰れた搭乗カゴの中で抱き合って死んでいる男女を発見した。2人とも最上階の会社の社員だった。
ふと消防隊員は彼女の手に握られた手紙に気づいた。
「エレンへ。 君を愛してる。もし結婚してくれるなら、僕は今ここで死んでも構わない! スティーブ」
男の手には、小さな箱が握られていた。
消防隊員は中の指輪を彼女の薬指にはめてやると、被害者の報告を新婚の夫婦に訂正した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます