第4話 マスコミの報道ハラスメント

 在日韓国人が大阪の池田小学校に押し入り、出刃包丁で生徒8人を刺し殺したという事件で、この犯人が死刑になったあとで、子供たちの遺族はこう言いました。「犯人の次に憎いのはマスコミ」と。


  台湾のマスコミは、この犯人にしても神奈川県相模原の介護施設で19人の老人を殺した介護士についても、それぞれ韓国名で報道し「台湾でも気をつけろ」という意味も込めて、厳しく糾弾していました。

  ところが、日本のマスコミは、池田小の宅間死刑囚にしても相模原の容疑者にしても、精神を病んでいた、日本社会が悪い、挙げ句の果ては彼らを「英雄扱い」するかのような論調が私には感じられました。


 韓国人(の特に男性)は、切れると(女性や子供お年寄りという)弱い者いじめをする(道路や駅のホームで、通りがかりの子供や女性を衝動的に突き飛ばす、図書館で子供に怒鳴り散らす、等々)傾向が非常に強い、と韓国人から聞いたことがありますが、日本の韓脳マスコミ人たちは、加害者の精神構造を追求することを避けていたのでしょうか。自分たちの病理を解剖することを恐れるが故に。  


  10年ほど前、韓国で「日本の統治時代は悪いことばかりではなかった。」と飲み屋で回顧した80いくつの老人を、韓国人の若者数名で殴り殺した、という事件がありました。

  そういう事件に関して、韓国では「殺されて当たり前」という風潮なのは驚くには当たらないのですが、日本のマスコミまでが、淡々と(殺されて当然という、という文意を私は感じました)報道していました。


    *********************


  50年前は、松山幸雄「日本診断」なんていう論説を掲載し、それが本になり、さすが東大、さすが朝日新聞、と感心されるほど見識のある記者がいたものでしたが。

  いまや、政府と警察が仕事をしているという印象操作に積極的に加担し、無意味な議論・ダラダラし・協議・調査・解明という言葉ばかりの虚構に存在感を与え、そんなサブリミナル効果を毎日国民に提供する太鼓持ちになってしまいました。

  

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