戦争が起こらないと、民衆は気づかないのだろうか?
折りに触れ、その事が私の頭をよぎります。
戦後80年になろうかという日本では、すでに戦火のキヲクを残す人は多くなく
一部では戦争を是とする動きも見られています。
長い目で見れば、そう言う役割もあったのかもしれません
自衛のための戦いまでも、否定するわけにはいきません
しかし、人命が失われる前に
気付けることはないのだろうか、と
物語が美しいからこそ
その事に思いが向いてしまいます。
クリスマス停戦を思わせる
戦場での一場面
身につまされました✨️
作者からの返信
天川さん、コメントありがとうございます!
また過分なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
二十一世紀、そしてこの令和の世に、戦争を危惧するようなことになるとは思いませんでした。ウクライナ、パレスチナなどでの紛争は、決して他人事ではありません。
そんな国際情勢下、この『ララの国』を書かせていただきました。
当事者からすれば「赦し」なんて有り得ないと思います。
それでも、戦争(物語では内戦)という厳しい現実を背景に、ヒトとしてこうあってほしいという私の願望を自分なりに表現させていただきました。
>人命が失われる前に気付けることはないのだろうか
仰る通りだと思います。
この物語は、本当の戦場を知らない者の書いた単なる甘っちょろいお伽噺なのかもしれません。
それでも私は書かずにはいられません。ヒトはそんなに愚かではないと。ヒトは必ず気付けるのだと。
素敵な企画に参加させていただきまして、ありがとうございます!
今回はこの一本のみ参加させていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。
『Forgiveness(赦し)』が世界を変えることに胸打たれます。
いじめから戦争まで、争いごとというものは、常に恨みや憎しみの連鎖を断ち切ることが一番難しいように思います。
素晴らしい物語だと思います。
読ませて頂きありがとうございました。
作者からの返信
幸まるさん、コメントと大変なご評価を賜りまして、本当にありがとうございます!
幸まるさんの仰る通り、この世界をがんじがらめにしている憎しみの連鎖は、まるで永遠に続くかのようです。現実には、こんな物語はお伽噺に過ぎないでしょう。
それでも、人間に憎しみの心があるように、赦しの心もあるのではないか。欲望のままに奪い、殺し合う心だけではなく、与え、施し、癒やし合う世界を望む心もあるのではないか。そんな青臭い理想を物語に仕立ててみました。
お褒めのお言葉を賜り、大変恐縮でございます。
こちらこそ本作もお読みいただきまして、本当にありがとうございました!
あいも変わらず素敵な作品を作り続けてますね。
殺伐とした戦場に咲く一輪の花のような少女、ララ。
それも虚しく、無常にも踏み潰されるかのように、撃ち殺され、その短い命を散らします。
その儚くも美しい一輪の花を、描く。
ここにも。
あそこにも。
こんなところにも。
ララは息吹く。
今日もどこかで戦火に命を晒し続けている、哀しい戦士に、花を手向けるために。
ララは街の至る所に、息吹く。
そう、このララの国と呼ばれる国にはまだ、
ララは生きている。
素敵なお話をありがとうございますm(_ _)m
作者からの返信
かごのぼっちさん、コメントありがとうございます!
最後の最後までタンポポの花を渡そうとしたララ。兵士を蔑むステンシルアートを否定し、赦すことを選択した両親。そんな姿に、民衆や若い兵士の心も大きく動いたのかもしれません。争いが終結した今、ララは国中で愛らしい姿を見せてくれています。ララの息づくこの国で、ララの思いは永遠に受け継がれていくことでしょう。
二十一世紀になっても、地球上からは戦争や紛争、内戦が絶えません。
現実にはこんなにうまく話は進まないかもしれませんが、もしかしたらこんな解決方法も……いや、現実を知らないから書けるお伽噺でしょうね。。
永遠に続くかのような憎しみの連鎖、雲の上でララが泣いています。
素敵なお話と仰っていただき、本当に嬉しいです!
お読みいただきまして、ありがとうございました!
ロシアあたりが想起されます。
このてのことは解決に時間がかかるのですよね。
作者からの返信
いずみさん、いつもコメントと過分なご評価を賜りまして、本当にありがとうございます!
さすがはいずみさん、鋭いですね!
本作を書くにあたっては、ロシアの反戦・抗議アーティスト、パレスチナ問題、ルイ・アームストロングの「この素晴らしき世界」、バンクシーなどの様々な要素をヒントにしております。
>解決に時間がかかるのですよね。
この物語のようなことは、現実には起こりませんよね……
永遠に続くかのような憎しみの連鎖。雲の上でララが泣いています。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
下東さん、おはようございます😊
短いストーリーの中に愛と悲しみが溢れ心に響きました。
小さな女の子、ララの勇気ある行動と犠牲に涙が溢れます。
その死が決して無駄にならなかったことがせめてもの救いです。
深く考えさせられる感動的なお話、ありがとうございます✨✨
作者からの返信
この美さん、ララの国へようこそ!
本作にもコメントと過分なご評価を賜り、本当に恐縮でございます!
この国を変えたのは『赦し』でした。
銃撃されても、最後の最後までタンポポの花を渡そうとしたララ。兵士を蔑むステンシルアートを良しとしなかった両親。長い間苦しめられてきた民衆も、そんな『赦し』の姿を見て、心の中の怒りや恨みが別の感情に変わったのかもしれません。
平和になったこの国のあちらこちらの壁に描かれたたくさんの表情豊かなララ。この国に息づき続けるララ、そしてその思いは永遠なのです。
現実にはこんな話にはならないと思いますが、紛争や内戦の続く国や地域に一日も早く平和が訪れるよう、ララと祈りたいと思います。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
せつない、という一言ではすまされない。
正義がなんであるかよりももっと大事なことを描かれていて……
赦すことが平和につながるのかな、とか、いろんなことを考えさせられました。
作者からの返信
香坂さん、コメントありがとうございます!
また過分なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
この国を変えたのは『赦し』でした。
長い間圧政に苦しめられてきた民衆がその選択をするのは、とても難しいことだったと思います。それでも、最後の最後までタンポポの花を渡そうとしたララの姿と、兵士を蔑むステンシルアートを変えさせた両親の姿勢に、心が動いたのかもしれません。
しかし、現実には世界中の紛争・内戦の地域で、こんなことは起こらないと思います。また、最近は核の使用をちらつかせる国もあります。平和に必要なのは一体何なのでしょうか。雲の上でララが泣いています……
お読みいただきまして、ありがとうございました!
戦争は不幸しか生まないのに、人類の歴史は戦争の歴史、悲しいことです。
タンポポの花言葉は「愛の神託」「幸せ」「神託」「真心の愛」なので、
ララが兵士に差し出したタンポポの花、この物語にピッタリの花ですね。
日本が戦争の無い『平和な国』であり続けることを、願うばかりです。
作者からの返信
綺麗な風景写真が撮りたいさん、コメントありがとうございます!
この物語の舞台である『ララの国』は、貧しいながらも幸せの溢れる国になりました。
しかし、現実にはこうはいかないでしょうね……
この平和な日本で、令和の世に戦争を恐れることになるとは思いませんでしたが、残念ながら国際情勢は緊迫の一途を辿っています。
道端にタンポポの花が咲き乱れ、それを子どもたちが笑顔で眺めている……今のそんな世の中が続くことを心から祈ります。。
タンポポの花言葉、ステキですね! ララにぴったりだと思います!
ご教示いただきまして、ありがとうございます!
お読みいただきまして、ありがとうございました!
戦争は何も生まない。憎しみは何も生まない。
丸腰の民に、しかも小さなこどもに銃口を向ける「人」でなくなってしまった兵士。
そしてその兵士にせめて「人の心が戻って」最期は救われたのだろうか…と考えたりしました。
兵士もまた搾取される側だった。最初から心底望んで兵になる者がいかほどいるのか。
諸悪の根源は何か。誰かにとっての正義は他方で悪にもなる。
とても考えさせられる内容でした。ありがとうございました。
作者からの返信
いしも・ともりさん、コメントありがとうございます!
また過分なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
銃撃されても、最後の瞬間までタンポポの花を渡そうとしたララ。それはララなりの『赦し』だったのかもしれません。そんなララの思いを民衆はステンシルアートという形で利用したのかもしれません。
それでも確かなことは、国を変えたのは振りかざした正義ではなく、力付くで変えるための暴力でもなく、ララと両親のとった『赦す』という思いと行動でした。
国中のあちらこちらに描かれた様々なララ。この国の中で今もララは息づいています。ララの思いは永遠なのです。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
2000文字以内のお題企画にご参加ありがとうございます🙇
戦地でも心があたたかくなったり、悲しくなったり、優しさを感じたり、また悲しくなったり、また、と心を揺さぶられました
一人の少女の美しい想いが世の中にもっともっと広まりますように
作者からの返信
クロノヒョウさん、コメントと大変なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
憎しみから赦しへ。軍から虐げられてきた民衆からすれば、それは容易ではないと思います。それでもステンシルアートという芸術でそれを兵士に訴えかけた時、兵士たちの心は大きく動かされました。スプレー塗料で描かれたララに跪く兵士の姿がそれを証明しています。
今もララが息づく『ララの国』。ララの想いは永遠です。
今回もステキな企画に参加させていただきまして、本当にありがとうございました!
泣けてしまいますね。
考えてしまうことは多いけど、小さなララの偉大なる力、あなたのしたことは決して無駄ではなかった。ありがとう、ララ。
作者からの返信
オカンさん、こちらにもコメントとご評価を賜り、重ねて厚く御礼申し上げます。
最後の最後までタンポポの花を兵士に渡そうとしたララ。その優しさや想いは、国民の心や国の中で永遠に息づくことになりました。
しかし、ララの命は戻ってきません。子どもが殺されるなんてことは決してあってはならないことですし、それを赦したご両親の気持ちを思うと本当にやるせないです。その犠牲がどれだけ重いものなのか、国民が皆理解していることを祈りたいです。
お読みいただきまして、ありがとうございました!
これはボロボロ泣けました。ララの死から国が変わる、過程が胸にきました。ララが撃った兵士、そして。受け取ろうとした兵士。いろいろな従うしかなかった兵士の姿が見えてきます。『Loser(敗者)』から『Forgiveness(赦し)』へと変わる国にララの両親の高潔さがあったから変わったのだなと思う。
当時に上の責任と、優しさを忘れない事は本当に重要なんだなと強く思う。
作者からの返信
なつきネコさん、コメントありがとうございます!
また大変なご評価を賜りましたこと、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
二十一世紀、令和の世になっても世界から戦争はなくなっていません。中東では全面戦争待ったなし、別の地域では核の使用をチラつかせる国すら出来てきました。ヒトは平和な世界を築くことができないのでしょうか。ララが雲の上で泣いています。
このようなお話は、長い歴史や国同士の事情、現実の戦場を知らないからこそ書けるお伽噺なのでしょう。
それでも私は書かずにはいられません。ヒトはいつか必ず気付くと。ヒトはそんなに愚かではないのだと。
お読みいただきまして、ありがとうございました!