第4話 お姉さん
―――――――――。
「まためんどくさいことやってんの?」
「はい。」
薄暗い部屋の中僕はお姉さんに顎をつかまえられていた。
「今度はなに。」
「味を占めたら抜け出せなくなった。」
「…あれだけ言ったのに。」
お姉さんはため息をつきながら僕の目を見る。
「別に普通にやりたいだけなら1人でいい。」
「あんたはね。」
「見つけたと思ったら違うくて。信じてたら実は違うくて。だから
「あんたがそんなんで満足するはずないでしょ。」
「ていうか、おっさんあいつ、人間寄越してた。」
「考えてくれたんでしょ?」
「できてんのか?」
僕はお姉さんの腕を掴んできいた。
「あんたね…。」
少しため息をついた後、手を振り払って僕にキスした。
「こんなにあんた思って呼ばれたらすっ飛んでくる女によくそんなこと言えるよね…。バカね。私はいつだってあんだだけなんだから。」
お姉さんはそう言ってもう一度僕にキスして首に爪を立ててくれた…。
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