解決策

飯田さん 「え?う、うん、まあ、いいわよ」

介護士の鶴本が入ってくる。

鶴本 「はーい!みなさん、あと10分くらいしたら、折り紙レクリエーションします!みんなで折り紙、折っていきましょうね~!」

高橋さん 「よし、制限時間は10分ね」

飯田さん 「ええ」

高橋さん 「まず状況を整理すると、岡本さんが10億当たったのよね。それでその10億円の使い道が、虫かご、テレビ、双眼鏡。これらに10億全額を費やす。買う数としてわかっているのは、虫かごの『1個』だけ。」

飯田さん 「そうね。」

高橋さん 「そして、このことを前提に考えた場合、双眼鏡、テレビは少なくとも50台以上を買うことになり、それらが岡本さんのちっさい家に入らない可能性があると。」

飯田さん 「ちっさいは余計でしょ誰の家にも入らないわよそんな数のテレビ。」

高橋さん 「テレビはともかく双眼鏡ならまあ、無理やり入れるかちょっと考えて工夫すればきれいに入りそうよね。」

飯田さん 「そうね、

できれば邪魔にならないように収納したいわよね」

高橋さん 「まず双眼鏡から解決していきましょうか。

想定する数は、、、んーそうね、多めに見積もって150台って設定しておきましょうか。」

飯田さん 「いいわ。150台ね。

そうねえ、双眼鏡は、折りたたみ式のものなんかはないのかしらね。」

高橋さん 「折り畳み、、、?」

飯田さん 「うん、折り畳み式。折りたたんで小さくできたら、その分たくさんの数の双眼鏡を家に入れることができるかなあと思って」

高橋さん 「たしかに!!なるほどねえ、

いいわね、双眼鏡はそれで行きましょ。

折りたたんでなるべく小さく変形できるものを提案すればいいのよね!よし、つぎはいよいよテレビね」

飯田さん 「ああ、そんな簡単な感じでいいのね」

高橋さん 「え?」

飯田さん 「ううん。

テレビ、、、これ、解決策見つかるかしら」

高橋さん 「見つかるわよ!」

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