変わった物欲

高橋さん 「なんかね、虫かご、テレビ、双眼鏡の三つに絞ってあるらしいの。」

飯田さん 「ふーん、変わった買い物ね。

で?あとは全部貯金するのね」

高橋さん 「貯金は1円もしないんだって。

飯田さん 「虫かごばっかり何個買うつもりなのよ」

高橋さん 「どうして虫かごばっかり買う前提なのよ。

虫かごは1個だけ買うんだって。あとはテレビと双眼鏡に使うらしいわ」

飯田さん 「ふーん。ほんとに変わった方ね。

普通だったら欲しい物買った後は貯金とか資産運用とかに回しそうなものだけれど」

高橋さん 「(笑いながら)だってあなた、あたしたちみたいな歳で貯金したってしょうがないじゃない。」

飯田さん 「あんたも結構言うわね。

ていうか、双眼鏡とテレビ、おそらく最上級のものを買ったとしても50個ずつくらい買えるんじゃない?それだけのお荷物がお家に入るのかしら。

高橋さん 「そうねえ、

家は1軒しか持ってないって言ってたし、、、、、

、、、、、どうして一軒しか持ってないのかしら」

飯田さん 「セレブ芸能人じゃないんだから。普通一軒よ持ち家は。

も~、宝くじ当たった時点でそんな買い物したいなら、なんで最初に家買おうってならないのよ。」

高橋さん 「ほんとよねえ、

なんか、いろいろと意味不明よね、あたしたちの『普通』の概念をぶち壊してくるのよね」

飯田さん 「あたしたちもかなり意味不明な話してるわよ。岡本さんの宝くじ当選の話だったでしょ最初。いつの間にか一軒家に虫かごと双眼鏡とテレビが入るかどうかの話になってるわ。」

高橋さん 「だって、心配じゃない?どうするのよ入らなかった場合。庭に50個の双眼鏡と50個のテレビと1個の虫かごが散乱するわよ?

かなりまずいわよ。」

飯田さん 「虫かご1個は家に入れてあげなさいよ」

高橋さん 「ああ、そおね。

でも、虫かご1個入ることは確定だとしても、その他の双眼鏡とテレビ数十台ずつが庭に散乱してるとこ想像してみてよ、

ああもう、恐ろしいわ!!!

飯田さん 「まあ、それはまずいかもしれないけれど」

高橋さん 「あ!!そおだ!

あたしたちでこれの解決策考えて、教えて差し上げない?岡本さんに!!」

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