第6話 【助けてその2】完結できない!
【助けてその2】完結できない!
【助けますその2】何がどうなればいいか、再確認しましょう
(1)歴史・ファンタジー共通
詳細なプロットを皆さん、作っているはずです。
亜咲は、ごめんなさい、作っていませんでした。
頭の中で
今は、書きたい内容をノートに書き出してから小説にとりかかっています。
プロットの話に戻りましょう。
もう一度それを、ノートや、タブレット・パソコンの画面上で、確認してみましょう。
結末まで書いてあるはずです。
連載は計画通りですか?
書くべき内容は書けましたか?
いらないと判断した内容や登場人物は、思い切って捨てましょう。
え?
全部書きたい?
それなら、もう一度プロットを立て直しましょう。
あなたが書きたい物語に合致するように。
注意するのは、
「何がどうなればいいか」
です。
個人的な感覚で話します。
これがはっきりしない小説だと、亜咲は途中で挫折しました。
その時の心の声です。
「え、まだ続くの?」
「いつまでこの人たちここでしゃべってるの?」
「(歴史もの限定)あの事件まで、いつまでこの描写が続くの?」
「(歴史もの限定)これ、どこまで書くつもりなんだろ? この人物が死ぬまでだとしたら、この連載ペースじゃ終わらないよ? 終わったとしても軽く10年はかかるな」
「この場面、本当に必要?」
「結局この登場人物、何をしたいの?」
「まさか、毎日連載するのが作者さんの単なるルーティンになってる?」
「読者のことは気にしてないの?」
あくまでも亜咲の個人的な心の声です。
ですが、一個でも、「私のこと?」と思ったそこのあなた。
炎上覚悟で申し上げます。
そこなんですよ。
そういうところなんですよ。
そういうところが「完結できない」につながっていくのじゃありませんか?
あなたの作品の続きを楽しみに待ってる読者がいるんです。
あなたに最後まで書いてもらいたいと思っている登場人物や世界があるんです。
それをあなたの都合で無視するのですか?
読者さんは日々、お忙しい方が多いのだと思います。
読者さんは、私たち無名のシロウトが書いた作品なのにもかかわらず、閲覧するのにその貴重な時間を割いてくれているんです。
(2)歴史ものの場合
歴史そのものを変えてしまう作品なら、(1)の問いに沿って見直しましょう。
歴史通りに進む作品なら、もう一度、できごとの流れを確認しましょう。
歴史ものはすでにプロットができているようなものです。
あとはプロットに沿って書くだけです。
(3)ファンタジーの場合
必要なイベントが起こせていますか?
登場人物たちは、ねらい通りに動いていますか?
無理やり話を展開していませんか?
回収していない伏線がありますか?
最後にもう一度申し上げます。
「何がどうなればいいか」
ハッキリしていますか?
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