第3話 書くなら逆行転生はいかが?
書くからには読まれたいですよね?
閲覧数や、ブックマークやポイント(なろう)、フォローや☆(カクヨム)を、稼ぎたいじゃないですか。
それならテンプレを使う方がいいと私は思います。
つまり、現代人をその時代に転生させるのです。
そう。
「逆行転生」です。
逆行転生のメリットは、
○書き手側
・現代人の感覚で書き進められる
・初心者でも書き始めやすい
・チートが使える
・歴史改変もできる
・IF戦記にもできる
○読者側
・現代人の感覚で読み進められる
・感情移入しやすい
・作品世界について知らないことが多少あっても主人公が現代人なので読もうという気になれる
このように、書き手側にも読み手側にもメリットがあります。
デメリットはどうでしょうか。
・逆行転生ものが好きでない人には好かれない
・主人公が知らないことは書けない
→転生させる現代人によほど歴史の知識や珍しい特技がないと書き進めにくい
・歴史改変にしろIF戦記にしろ、結局は史料を読み込まないと展開が行き詰まる
いずれにしろ勉強は必要になります。
あっ、でも、読むのは二次史料でいいと思いますよ。
大学の論文じゃないんですから。
今だからお話しできます。
私、正史や、『三国志演義』を読んでわからないことがあると、横山光輝『三国志』のマンガやアニメを見て、話の流れを確認してましたもの。
そこで耽美な曹操と曹洪が並んでいる画像を見て、テンション爆上げしながら小説を書いておりましたもの。
中国の実写『三国志 Three Kingdoms』も、見てましたもの。
特に実写を見ている時は、
「ああ当時の甲冑って、こういうものか」
「黒い戦袍、カッコいいなあ」
などと感心してましたよ。
初心者はまず、テンプレという「勝ちパターン」をなぞる方がよろしいと思います。
でないと私みたいになりますよ。
閲覧数はそこそこあるけどブックマークもポイントも(なろう)あんまり伸びないっていうね。
だから毎日「なろう」で自分の作品情報のぞいて、ああ今日も増えてないやってことを確認するという不毛な行動をとり続けてました。
でもいいんです。
私はテンプレを使いたいと思いませんでしたから。
私は私の読みたいものがなかったので、それなら自分で書こうと思って、書き続けただけです。
ちなみに「カクヨム」ではいちいち何人に読まれたか、☆いくつついたかなんて確認してません。だから「なろう」でも確認しなくなりました。
そんなことに時間を使うなら、新作でも書きますわ。
では、書き始めましょう。
書き出しはどうするかって?
川端康成『雪国』の1行目みたいにしてみますか?
「トンネルを抜けると後漢末の洛陽であった。」
ホントに書かないでくださいね?
歴史ものを読む方々はそもそも読んだ本の冊数が多いですから、すぐにバレますよ。
「この作者は川端康成『雪国』の1行目をパクっているな」って。
だから自分で考えてくださいね。
それこそ「なろう」「カクヨム」の逆行転生ものを浴びるように読んで。
私も読んでますから。
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