第2話
少年は突如、ゴリ神の力で異世界に飛ばされたのだった。
「……う、うーん。ココは?……まさか!」
少年が目が覚めてハッと飛び起きる。
「お目覚めですか?」
少女が目が覚めた少年を覗き込んで声をかける。
「えっ!君は?!!」
少年は可愛い女性に目を奪われそうになりゴリ神を思い出しすくに冷静を取り戻した。
「はい。私はゴリ国第一王女、コリンと申します」
可愛い少女がちょこんとスカートを持ち上げ挨拶する。
「…………えーっとゴリ国と言うと……」
少年は目をパチクリさせコリン王女を見つめる。ゴリ神サル神を見た後だった為非常に混乱した。
「は、はい。ゴリ神様より天啓があり、
コリン王女がゴリ神から事情は聞いていると話す。
「まず初めに私たちの世界に巻き込んでしまい、申し訳ありませんでした。ゴリ神様に代わりお詫び申し上げます」
コリン王女が頭を下げて謝罪してきた。
「…えーっとどう言うことですか?」
響は自身の名前を聞き、自身の名前を思い出した。ゴリ神からは時空の歪みに巻き込まれたと聞いたと思い出す。
「は、はい……私たちの世界はゴリ神様とサル神がいらっしゃいまして、私たちの国はゴリ神様を崇拝しています。しかしサル神を崇めている国は、私たちゴリ神様を崇拝している国を毛嫌いしていて、戦争を仕掛けてきています。そこでサル神を崇めている国がゆうしゃしょうかん?と言うのを試して響様が巻き込まれた?と聞いています」
ゴリ神から天啓を受けた内容と情勢を交えてコリン王女が説明してくれた。
「……うーんなるほど?……」
響は巻き込まれ転生だとなんとなく理解した。サル神の国が悪いことになっているけどそこは今は置いておこうと思うのだった。
「それで僕はどうしたらいいのかな?」
響はコリン王女にどうしたらいいか聞く。内心だけど戻ることはできないんだろうなと感じる。
「我が国の客人として扱わせて頂きたく思います」
コリン王女は響に話す。
「わかりました。お世話になります」
響は今の所悪い人ではなさそうと判断し受け入れる。
「一つ気になったこと聞いてもいいですか?」
響は疑問になっていることを聞く。
「はい。何なりと」
コリン王女は頷く。
「ゴリ神様にお会いした時はえーっと、なんて言いますか、もっとこーう……」
響はゴリ神はもっとゴリラに近かったけど、ゴリ神を崇めているだけあってもしかしてゴリラではないかと推測し聞く。響は記憶には無いが、昔から予想が当たる人間だった。
「…はい。わたくしは力が無く非力です。屈強な戦士ですとゴリ神様見たいに凛々しいのですが」
コリン王女は残念そうに答える。
「……そんなことはないです!コリン王女は可愛いです!」
響は予想が当たってしまったと後悔するがコリン王女の姿を見てゴリラ姿じゃなくて良かったと安堵するのだった。
余談だが、決してゴリラが悪いとは思ってはいなかったが人間体型のゴリラ人類が居てくれて良かったと響は思うのだった。
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