ゴリサル世界に飛ばされてハーレムを作る
翔吉
第1話
日本、一人少年が突如姿を消した。
人気のないところで姿を消した為、家族は捜索願いを出したが情報がプツリと途絶え見つからなかった。
「……ここは?!」
少年は真っ白な空間に居た。
「やあ、待たせたね!」「だ、誰!!」
突如少年の目の前に羽の生えたゴリラが現れた。思わず数本下がり誰だと少年は言う。
「控えなさい人間!」
羽の生えたゴリラの隣の女性が少年を威嚇する。
「ヴグッ」
少年は圧で跪いた。
「まー待て」
羽の生えたゴリラが女性を静止する。
「ハッ」
女性は圧を解いた。
「君は記憶があるかな?」
羽の生えたゴリラが少年にどこまで理解できているか聞く。
「えーっと、たしか……あれ?」
少年は道端を歩いていて突如ここの風景に変わったのは理解できたが、家族、親友のことが思い出せなかった。知識は残っており今の状況が只事ではないことは理解できた。
「ふむ。少し混乱しているか!無理もない……」
羽の生えたゴリラは説明してくれた。
「君が歩いているところに空間が歪んでしまい君が巻き込まれてしまった。それに気づいたワシが救助した……だが強引に救助した為、記憶の一部がかけてしまったか……」
羽の生えたゴリラが推測も交え話してくれる。
「おっと、申し遅れたな、ワシはゴリ神。ゴリサル世界の神だよ」
ゴリ神は挨拶した。
「えっ!」
少年は理解できず混乱する。日本にはゴリ神と言う神が浸透していなかった。
「無理もないワシは君の世界とは違う世界の神だからのー」
ゴリ神は知らなくても当然と言う。
「…………転移物!」
少年はよく漫画で出てくる転生の流れたと思いつぶやいてしまう。
「おう。そうじゃ!言い得て妙だのー!」
ゴリ神がその通りになってしまったと言う。
「知ってるんですか?」
少年は転移物と言う単語を知っているのか聞く。
「転移者だろ?君がそうなるのー」
ゴリ神は世界をまたいだのだから少年がそうだと言う。
転移者と漫画の転生・転移物語の意味が違った。
「がくっ」
少年は膝から崩れ落ちたのだった。
「ガタガタ」「バゴーン」
突如地響きが起こり壁が破壊された。
「ななにー!」
少年が驚きバタバタとのけぞった。
「ガハハ。虚しいなゴリ神!」
突如羽の生えた猿が入ってきた。
「貴様今は取り込み中だ後にしろ!」
ゴリ神が怒りをあらわにして羽の生えた猿に言う。
「ゴリ神そいつはなんだ?」
ゴリ神の怒りを無視してサルが少年を指差した。
「サル神様、無礼ですよ」
女性がサル神に意見を言う。
「ハーァ?!」
サル神は女性に怒りを覚え殺気を飛ばす。
「…悪いな少年!後の話はまた今度で。とりあえず下界に飛ばす!ゴリ国の王によろしく言っといてくれ!」
ゴリ神は少年に言うと、少年の足元に穴が空いた。
「えっ!まさか!ぎゃーー!」
少年は嫌な予感がするが既に遅く穴に落ち悲鳴を漏らしていった。
「さてサル神よ!覚悟はできているんだろうな!」
ゴリ神は猿神に妻に殺気を向けて覚悟が出来ているのか聞くのだった。
余談だがゴリ神とサル神は仲が悪くよく喧嘩をしていると下界でも周知されていた。
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