捜索編
第5話「沈黙のフェザー」
俺は冒険者ギルドにて教えてもらった合言葉のようなもので仲間を募りそこに1人の少女が現れた。彼女は冒険者の中でも最高峰のSランク。そしてその静かで不気味な雰囲気から沈黙のフェザーと呼ばれている。ちなみにだが俺は日記をもとに2年ちょっと特訓するために引きこもっていた。そのおかげでコミュニケーション能力は無くなり、能力値で言えば十二神将六大天以外には勝てるだろう。なにより、まさかこの街に仲間がいるとは思わなかった。いたとしても移動してると思っていたからだ。おかげで最初の六大天、西点を倒すための勝機ができた。ここから俺たちは汽車に乗って1週間ほどで西天の街西天ゾル領ウェスト市に行く。正直血液さえ手に入ればいいがそんなことをすれば必ず殺しに来るだろう。つまり俺らが戦わないと言う選択肢はない。駅に行く道中盗賊に何回か遭遇した。フェザーは強かった。機動力が高く必ず急所にナイフが言っているのだ。しかしパワーが足りない。今回の盗賊は討伐難度B+の盗賊だったためつけてる装備がいいと言うのもあるだろうが西天との戦いに着いて来れるだろうか。
俺たちはなんやかんやで汽車に乗った。汽車の中では別の2人組と同じ部屋になった。まぁ移動する人が多いから仕方ないけど、もしこいつらが西天やそれ以外の奴らの刺客だったらと考えると夜も眠れない。
3日目俺がトイレから戻ると謎の黒い集団が居た。
ーーーフェザー視点
まずいことになってしまいました。アストがいないタイミングで討伐難度A+の組織、ダークエリアルに襲われるとは、おそらく彼ら全員がA級以上の実力者、私だけでは勝てない…少し様子を…え?
フェザーの目には誰にも気付かれず後ろから様子を伺うアストが見えた。アストはしばらくすると1人の幹部の頭を掴み捻りながら背骨を引き抜いた。それに気づいた幹部たちは一斉に車両の反対側へと行った。
「よくも、よくも!テルマを殺しt」
私の目には何も見えなかった。
ーーーアスト視点
こいつら敵だよな?敵だな。なんか言っているが強そうだし真面目に勝負したら腕の一本くらい飛ぶかもしれない。それはよしたいな…どうする?卑怯者とフェザーに罵られるんじゃないだろうか、あいつ意外と毒舌だし、いや、腕無くなっても文句言われるな、ならあの黒い奴らは殺すべきだ。それに他の客だっている。この狭い通路で何処までやれるかな。まぁすでに2人やっちゃったしあと5人。行けるかな。
訓練の末得た俺の戦闘技術、どこまで通用するか試してみたい。まずは後ろ。おそらく司令塔だろう。ならまずはそいつを倒す。そしてその後振り返って来る敵をしたから殴り飛ばす。そのまま後ろ蹴りで他3人も気絶させる。昔の俺は途中で動きを読まれていたかもしれないが、すごいな過去の俺。
俺はその女盗賊たち?を拘束し自分の部屋に置いた、あの二人組には申し訳ないが受け入れてくれた。あれ以来フェザーは毒舌ではなくなった。なんなら甘えてくるぐらいだ。少し怖いな。
とりあえず明日にはウェストに着くだろうからゆっくり寝よう。
次回「西天vsアスト」
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