陰陽道の知識が満載の

オタクの資質に恋してる


「陰」キャが「陽」キャと同居して、ひと悶着ある逸話。

『押しかけギャルの中村さん』おりはらさちこ/作画

「陰」キャにとって彼等、彼女等は遠い存在だが

「陽」キャにだって、陽が当たらない趣味、嗜好があるもの。


秋山と中村さんをつなぐもの……魔法少女りるるる

中村さんはいわゆる、アニメオタクで

魔法少女りるるる一択な女の子。

それをバイト初日に秋山は見抜いていた。

りるるるを知っている人に悪い人は居ないと

ずっと秋山と友達になりたかった中村さん。


しかし、バイト先の居心地が悪いのか

そそくさと帰ってしまう秋山と話す機会がない中村さん。

業を煮やした彼女は、遂に、彼の家に押し掛けて……。


「なんだろう……?」自己の中のオタクの部分を大捜索。

可愛らしいもの、少女趣味的なもの……本棚を凝視しても解答は出ず。

猛だけしいもの、少年漫画的なもの……寝室の棚にREALな人形が。

人形=いわゆるフィギュア。一番くじで当選した景品。

フィギュアというITEMSは存在感が強いが、装飾以外は収集の対象だ。

中村さんは、魔法少女りるるるの魔法ステッキのレプリカを持っていた。

押しかけ荷物には、数体のフィギュアも梱包されているのかも知れない。

「陰」だからダメ「陽」だからダメという縛りは

お互いの存在をもっと不確かなものに変貌させてしまう。

職場では「陽」自宅では「陰」

平日には「陽」週末には「陰」自己の中の陰陽道を確立せよ!


秋山と中村さんの逸話は人気作なのか、19時間経たないと

続きが読めない仕様になっている。

「ピッコマ」だって商売だ。全部無料じゃ素寒貧じゃないか!

少なくとも、紹介した九頭竜華子さんの逸話は欲しくなった。

仮に電子書籍で全巻買うとして

「ピッコマ」方式と何が違うんだって話なのだが……。

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