第2話 私の価値が生まれる日
大学をやめた。ゴミ共には散々文句を言われたけど費用は私が払ってるからで一蹴してやった。
薬は続けて酒を飲んで、付き合ってた彼氏にフラれて、バイトを続けて金を貯めて1度やってみたかった事に手を出した。
大学を辞めた1件から家族は私に無関心になった。救いようがないゴミとでも判断したんだろう。けどそんな奴らに構ってるヒマなんてないんだ。
人と話すのが好きな私は少しでも認めて貰いたくて、機材を揃えて、ネットで知り合ったママに身体を作ってもらって、配信活動の準備をした。
ママに作ってもらったこの身体はなんと猫耳もしっぽもあってメガネっ娘。んふふ、私の好きが詰まってる。
機材関係はあまり詳しくないけどネットのみんなの力をかりて頑張った。
Twitterで宣伝と告知をしてその刻を待った。
さてと初配信の時間が来た。
「あーテステスみなさーん聞こえますか~?!初めまして!
・声良い…
・かわ,,,
・ビジュ良い、すき。
・チャンネル登録しました。推します
「おっ、ありがと~とりあえず自己紹介から行っくよ〜。さっきも言ったけど私の名前は創芽 ライア。主に雑談とゲームをしていくね。好きなことは誰かと喋ること!みんな私と喋りに来てね!!待ってるよ〜〜!!パパとママはこの方でぇ―――――――――――――
―――――――あ、30分過ぎてた。惜しいけどまた明日も配信するからみんな来てね!おつらいあ〜」
・えー?もうそんな時間、はやいよー
・明日もする。了解、おつらいあ
・おつらいあ〜〜
「…………んふっやっぱり人と話すの楽しい。まだまだ頑張ってこっと」
…………
はぁ……私と真逆な嘘の世界……キミは壊されないでよね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます