【BOOK of LIFE 3】

【BOOK of LIFE 3】


作:笛吹魔音+(ぴこ)


響(ひびき 15歳)悪魔祓いの親を持つ子


煌(きら 15歳)教会の家の子


翔(しょう 15歳)牧師の家の子


謎の人(前とは別人)


N(ナレーション)


性別不問、アドリブ可です。

______________________


N「優希達が本を片付けてから数年が経った。しかし、未だに死者は増え続ける。やはり亡くなった人は幸福そうな顔をしている。不可解な事件はまだ終わっていないようだ。」





響「今日も宿題いっぱいだね。」


煌「まぁ、もうすぐ受験だしね。仕方ない。」


翔「やってらんね、ボイコットするか。」


響「流石にそれはダメでしょ…。」


煌「内申に響くぞーw」


翔「どうせ底辺高校にしか行けねえーし、今更勉強してもなー。」


N「3人は受験生なのだが、1人だけ諦めている子供がいるようだ。2人は何とかやる気を出させようとするがなかなか難しい。そんな時…。」


響「あれ?何か落ちてるね。」


煌「あぁ、そうだね。あれは本だよね?」


翔「そうかぁ?あれ、どうみても誰かが燃やしてるだろ。中身なんて読めそうもないし放置放置。」


N「3人はそう言い合っているが、響が拾ってしまった。」


響「えーっと、中身は…。」


煌「おい、響?そんなもの拾うなよ。」


翔「汚ねーもんに、よく触れるな。」


響「ねえねえ、ちょっと中見てよ!」


煌「やだよ、汚い。」


翔「パス。」


N「2人とも冷たいですね。中に記されていた文章は…。」


N「✝これはBOOK of LIFE✝


✝大切な人に生…エネルギーを与える本✝


✝この本の…通りに使用しましょう✝


✝1.この本の……者は拾った者…人限り✝


✝2.自分の生…を削って相手に与える✝


✝3.……の名前は本に記せない✝


✝4.本当に……な人にしか使えない✝


✝5.相手に与える最大……は……年まで✝


✝6.この本を使えるのは………きり✝


✝7.他の人に……は出来ない✝」


N「と記されていた。」


響「やっぱり燃えたのが、原因でところどころしか読めないや。」


煌「ほら、捨てちゃいな。読めない本なんか要らないっしょ。」


翔「ほら、ゴミ箱そこにあるだろ?捨ててこいよ。」


響「ごめん、何か気になるから持って帰る!」


煌&翔「はぁ?」


N「響は自宅へと走って行った。」


煌「まぁ、そう言うなら止めないけど…。」


翔「何があってもしーらね。」





響「今事件が起きているのって、この本のせいだと思う。どうにかしないと…。でも燃やしてもダメならどうすればいいんだろう?」


謎「さて、それはどうかな?^^」


N「響は驚き背後を振り返る。」


響「あなたがこの事件を引き起こしているんでしょ?わかるんだから!」


謎「ふふふっ^^」


謎「だったら何だって言うんだい?^^」


謎「(一人称自由)は本の精だからね^^」


響「だから何?そんな事はどうでもいいの!」


謎「じゃあ、何でもやってみればいいよ^^」


響「わかったわ、何でもやってみる。」


N「響は煌と翔に連絡を取る。本には悪魔らしいものが憑いてると伝えた。2人はすぐに準備を整え響の家に来た。」


煌「あー、これは結構厄介だね。一目で気付かないのも悪かったけど。」


翔「そうだな、ちゃんと親父に習っておくべきだったわ。」


謎「おやおや?そちらが仲間かい?^^」


謎「頼りなさそうだねー^^」


響「そう言ってられるのも今のうちよ。2人とも準備はいい?」


煌「準備OK」


翔「あぁ。」


N「銀のナイフに聖水をかけ、呪文を唱える。そして思い切り3人で本に突き刺した。」


謎「あぁ、その程度なんだ^^」


響「効いていない!?」


煌「嘘だろ、家にある最強の聖水なのに。」


翔「もっと学んでおくべきだった、すまん2人とも。」


N「そこに響のお父さんが帰ってきて、急いで部屋へ駆け込んできた。危ないから良いと言うまで部屋に入るなと言われ鍵をかけられた。」


響「お父さん…。」


煌「大丈夫、響のお父さんは悪魔祓いの最高位の人なんでしょ?だったら、なんとかなる!」


翔「そうだな、こっち3人よりは強いだろう。落ち着いて待とう。」


N「数時間経ってお父さんが部屋から出てきた。もう大丈夫だと言って。しかし中の者は現在逃げているらしく、しばらく本は悪魔祓いの総本山で厳重に保管することになった。」


響「お父さん、あの中の者は倒せないの?」


煌「そうですよ!あいつが居たらまた同じことになりますよ!」


翔「その時はまた任せれば良いんじゃね?」


響「そうだけど…。」


煌「人任せ過ぎは良くないよ。」


翔「でも何も出来なかったし。」


N「今回のことで落ち込んでいる3人。響のお父さんの言う事をちゃんと聞いて、自分の力量を反省する事にした。」






謎「あーあ、本から追い出されちゃったな^^」


謎「でも在り処はわかったし、取り戻しに行こうかなー^^」


謎「さて、どうやって乗り込みますかね^^」




#5人用声劇台本

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