【邪悪と戦う小さな光】終

【邪悪と戦う小さな光】終



作:笛吹魔音+(ぴこ)


レヴァン(18歳♂)特殊技能 破壊陣→範囲1kmまでの敵を粉砕する。癒しの陣・改→味方の体力を回復する。自分はダメージを受け無くなる。所持品:次元剣、ホーリー系一式


ミーティア(18歳♀)特殊技能 癒しの陣→味方の体力を回復するが代わりに自分がダメージを受ける。拘束の陣→敵の動きを封じる。復活の陣→自分の命と引き換えに全員を甦らせる。所持品:ユニコーンホーン(自身を回復する為)、ホーリークロース、リングシールド


セッティ(22歳♂)特殊技能 収束の呪術→全ての魔法を一纏めにして放つ(別々でも発動)。範囲の呪術→相手の攻撃術を打ち消す為に会得した。所持品:ブルークリスタルロッド、ドラゴンローブ、リングシールド、ウイングドブーツ


ヒース(25歳♀)特殊技能 攻守の祈り→仲間全員の攻撃と守備を倍にする。障壁の術→あらゆる術から身を守る。所持品:七星剣、スターローブ、リングシールド、魔力測定器


邪神リファード(♂)特殊技能 ???


N(ナレーション)


読みの難易度

レヴァン☆3

ミーティア☆3

セッティ☆3

ヒース☆3

邪神☆3

ナレーション☆危険


______________________


N「全員が天界人だった過去と全ての力を取り戻したレヴァン達。あとは、邪神と最終決戦するのみと思っていたが、何処から現れるかわからず一度人間界へ帰ってきた。」


レヴァン「……帰ってきたね。これからどうしようか?」


ミーティア「一度全員の能力値を測り直してもらいませんが?どこまで力が上がったか気になります。」


セッティ「そうだな!俺も気になるぜ!もしかしたら覚醒しまくってるかもな!」


ヒース「じゃあ、測り直してみる?でも、この機械で測り切れるかしら?これは本来人間用のではなく、この世界に異常事態が発生した時用の物なのよ。」


レヴァン「今も異常事態じゃないですか!」


ヒース「今までの異常事態とは違うのよ。相手のランクがLSランクだった事はないの。」


セッティ「じゃあ、どこまで測れるんだ?」


ヒース「そうね、LL(レジェンドレベル)までね。」


ミーティア「何だか十分な気がしますけど…。」


N「そんな事を話していると、錬金鍛冶屋のおじさんが話しかけてきた。相談してみようとみんなで決めると、おじさんは快く受け入れてくれた。そして、おじさんはレヴァンの剣を見つけ『これは改良出来るな。もし良ければ貸して貰えないか?特殊能力解放させてみせる。』と言い持って行ってしまった。」


レヴァン「えっと…なんの特殊能力が解放されるんだろう?」


セッティ「良いじゃねぇか!何が付くか知らんけど、役には立つだろ!」


ミーティア「楽しみに待ってましょうよ。」


ヒース「とりあえず、今日は疲れたわね。一先ず休みましょう。翼を出すためにかなりの体力と魔力を消費したでしょうし。」


N「それもそうだということで、今日は休む事にした。みんなそれぞれ、思う事があったようでなかなか寝付けなかったが、いつの間にか眠りについていた。」


ヒース『みんな起きたかしら?起きた人から鍛冶屋に集合よ。』


N「ヒースから集合の合図がかかる。あまり時間をかけると何を言われるかわからない為、みんな急いで集まる事にした。」


レヴァン「ギルド長、何かあったんですか?」


セッティ「まだ、朝の9時だぜぇ。もう少し寝させてくれよ…。」


ミーティア「確かにまだ疲れは残ってますけど、朝の9時は起きるべき時間ですわ。」


セッティ「ミーティアは真面目すぎるんだよ…。」


ヒース「とりあえず話を聞いてもらっていいかしら?昨日鍛冶屋の方に改良してもらった、魔力測定器がここにあるんだけどまず最初に使いたい人いるかしら?」


セッティ「おっ、もう出来たのか?おっちゃん、仕事はええな!」


ミーティア「もしかして、徹夜でもされたのでしょうか?」


レヴァン「………僕から使わせてください。」


ヒース「わかったわ。あなたの力がどれくらいまで上がるか気になるところです。さあ、手を乗せて。」


N「レヴァンは測定器に手を乗せる。魔力を深く深く集中させる。前より遥かに深く沈んでいける。どこまで潜れるのか、元の場所に帰れるのか不安になる。そこでOKの声がかかる。」


ヒース「すごいわ!LSランクでも驚いたのにまさかLLLランクまで行けるだなんて!神や魔王を遥かに凌駕するわ!」


セッティ「LLLランクってなんだよ!?なんの略なんだ?」


ミーティア「神や魔王を遥かに凌駕する力……。そんな力が必要だなんて怖いです。」


ヒース「LLLランクとは文献によると、ラストレベルレジェンドと呼ばれると書いてあったわ。一番最高位のランクのようね。さあ、測りたい人機械に手を乗せて。」


N「セッティ、ミーティア、ヒースの順で機械に手を乗せて測定をする。結果は全員……LLLランクに上がっていた。」


セッティ「ちょちょちょ!俺らの力上がりすぎじゃね?天界の力ってこんなになのか!?」


ミーティア「本当に力に満ち溢れていますからね。これなら勝てそうです。」


ヒース「そうね、こんなにすごい力が身体中を巡っているなんて…。寧ろ恐れにも近い気もするけど……それでも勝たないとならないのよね。」


N「みんなが力で喜びや恐れを感じている中で、鍛冶屋のおじさんがレヴァンに話しかけてきた。『これが昨日預かった剣だ。武器の改良して特殊能力解放出来たぞ。それは次元を切り裂く力だ。名付けて次元剣だ。』と説明してくれた。」


レヴァン「次元剣か……。邪神はいつも次元の狭間に消えていく。もしかしたら今も次元の狭間に居るんじゃ…。」


セッティ「どうした?レヴァン。おっ、それが新しくなった剣か!かっこよくなってるじゃねぇか!」


ミーティア「どうしたの?…あら。その剣物凄い魔力を放ってますね。まるで空間をも切り裂けそうなほど。」


ヒース「ミーティアの観察眼はすごいわね。この剣は次元を操る能力があるようよ。文献に載ってたわ。」


セッティ「次元操れるなら、あいつの所へ乗り込んで、能力で弱体化とか出来ないのか?」


ヒース「それはどうかしら?仮にも邪神よ。神相手に効くかどうかわからないわ。でも傷が治らないうちに乗り込むのは悪くないわね。弱っているところを狙うのはいい気はしないけど。」


レヴァン「それでも、いつかはやらないとならないなら早いうちに行こう!」


ミーティア「レヴァン、少しは落ち着いて。まだ剣に慣れてないでしょ?少し扱う練習をしましょう。」


レヴァン「そ、そうだね。なんか焦っていた感じがしてさ。」


セッティ「お前らしくないな。いつもは俺が言われる側なのにな。」


ヒース「では三日後、邪神の元へ乗り込むわ。それまでに今まで陣や術、武器に慣れておくように!以上、解散!」


N「レヴァンは剣術を、セッティと、ミーティアは術や陣を再度確認し始めた。」


レヴァン「僕にこの剣は使いこなせるのか……?ん?何かはめ込む場所がある…。うーん。……あっ、そうだ、ここにこの術を込めた宝玉を入れておこう。もしかしたら……。」







セッティ「よし、これだけの術の練習をすれば大丈夫だろ!魔力の容量も格段に増えたしな!あとは、魔力全回復薬もかなり用意したし、バッチリだな!」







ミーティア「ふう、陣も書かなくても頭に思い描くだけで簡単に使いこなせるようになったわ。あとは、自らを犠牲にするような陣を使わないで済むようなことになるといいな……。」







ヒース「私の陣と術はほぼ役に立てない。とりあえず中級程度でも術覚えて囮になる事くらいは出来そうよね。その後はセッティやレヴァンに任せるしかないわね。上手くいくよう祈るわ。」



N「三日後、四人は王国のロビーに集まった。」


ヒース「みんな、用意はいい?今からレヴァンに邪神のいる次元を開いてもらうわ。援軍はほぼ0よ。覚悟はいい?」


セッティ「もちろんだぜ!覚悟なんてとうに出来てるぜ!」


ミーティア「私もです!命をかけてもみなさんを守ります!」


ヒース「ミーティア、命は大切によ。四人で必ず帰ってくるの。わかった?」


ミーティア「は、はいっ!」


レヴァン「じゃあ、僕、次元を開きます。みんな行くよ!」


ヒース「レヴァン、お願いね。」


N「レヴァンは剣を振り上げ、空を斬った!」


レヴァン「で、出来た……。」


セッティ「さあ、乗り込むぜ!俺、一番乗り!」


ミーティア「みなさん、さあ行きましょう。」


ヒース「レヴァン、さあ、行くわよ。最終決戦へと。」


レヴァン「はい!」


N「全員で次元の狭間へ乗り込んだ。そこには闇のカプセルに入って眠っている邪神が居た。」


セッティ「なんだよ、寝てんのかよ。なんか気が抜けるぜ。」


ミーティア「いえ、眠っているからと言って油断しては行けません。いつ何が起こるか……。」


ヒース「その通りよ。眠ってても神経は研ぎ澄ませていて、今ここに来たのもわかってるかもしれない。」


セッティ「レヴァン、今のうちにカプセル開けて剣でトドメ刺しちまえ!」


レヴァン「開けた瞬間大変な事が起きそうなんだけどいいのかな? 」


ヒース「もう二度とカプセルを使えないように、カプセルも壊してしまいましょう。」


レヴァン「わかりました。……はあっ!」


N「レヴァンはカプセルを斬りつけた。思ったより硬く剣が弾き返されそうだったが、さらに力を込めて斬る。何とかカプセルを破壊する事が出来た。中にいた邪神にも傷を付ける事が出来た。そして邪神は目覚める。」


邪神「……なんだ小僧ども。私の居場所を見つけた上、私の大切なカプセルを壊したというのか。死を持って償ってもらうぞ。」


セッティ「死ぬのはお前だ!よくも俺たちの世界を壊したな!」


ミーティア「私たちの世界を守るため、あなたには滅びてもらう事になりますっ!」


ヒース「あなたも最終形態になってるのね。魔力測定器で見させてもらうわ。……どうやら私たちと同じようね。とりあえず戦いましょう?」


レヴァン「もうお前は回復は出来ない。これが最後の戦いだ!」


N「四人は白い翼を生やした!全ての力を出すために!」


邪神「なんと、小僧どもは普通の人間どころか天界の者だったのか。通りで強いわけだ……。だが、その程度で勝てると思うのが笑えてくる。」


セッティ「笑ってるのも今のうちだぜ?」


ミーティア「私たちは負けるわけには行かないのです! 」


ヒース「行くわよ!覚悟しなさい! 」


レヴァン「はあああああっ!」


N「レヴァンは邪神がカプセルから起き上がってないところへ斬り掛かる。しかし、弾かれてしまう。」


レヴァン「なっ、なんで!?」


邪神「ふっ、詠唱も術も口にせずとも発動出来るのだよ。小僧どもにはわからんだろう。」


セッティ「じゃあ、俺の術も通用しないわけかよ。畜生。」


ミーティア「では何も出来ないという事なの?」


ヒース「大丈夫よ。私が今使う術が効けば攻撃が通るわ。」


レヴァン「まさか、命懸けの術じゃないですよね?」


ヒース「そんな事あるわけないわ。安心しなさい。……聖なる竜よ、敵の術を解き給え!ホーリーブレス!」


N「邪神は聖なる光につつまれる。光が消えた時怒りで顔が歪んだ邪神がいた。」


邪神「小僧ども、天界竜を召喚出来るのか。なるほどな、それではこちらも攻撃させてもらおう。喰らえ!破滅陣!」


N「地面が壊れていく。破壊陣の上位ランクの技なのだろうが四人には翼がある。しかし、邪神が…」


邪神「重力百の陣!」


N「飛んでいる四人は地面に叩きつけられる。」


セッティ「ぐあっ!」


ミーティア「きゃあ!」


ヒース「くっ!」


レヴァン「ぐうっ!」


邪神「やはり弱い。この程度か。」


レヴァン「諦めるか……!癒しの陣・β」


N「全員の傷が全回復した。」


ヒース「ホーリーサウザント!」


セッティ「ギルド長!狙われるっす!ゴッドブレス!」


N「ヒースが邪神の気を引き付けているうちに、セッティが強力な術で攻撃する。しかし、とちらも効力はほとんどないようだ。」


邪神「そんな攻撃効かぬわっ!ダークストーム!」


セッティ「ホーリーストーム!」


N「吹き飛ばされながら唱えるセッティ。邪神の術を打ち消す。」


ミーティア「レヴァン、あなたの剣に陣を込めるわ。これで攻撃して欲しい。」


レヴァン「わかったよ。どんな陣を込めるんだ?」


ミーティア「私が新しく作った陣よ。無効の陣というの。どれだけいい効果でも一切効かなくなるの。」


レヴァン「すごいな、新しい陣を開発するなんて!」


ミーティア「そうね。でも今は話してる時間が勿体ない。組み込むよ?……うん。これで大丈夫。」


レヴァン「じゃあ、いってくる。」



N「無効の陣を組み込まれた剣を持ったレヴァンは、邪神の元へ飛んで行った。」



レヴァン「セッティ、ギルド長!大丈夫ですか!?」


セッティ「すまねぇ、俺たちの攻撃効かねぇ。」


ヒース「レヴァン、あなたの為に陣と術を発動するわ。攻守の陣・β、障壁の術!これですこしは何とかなるかも……。」


セッティ「あいつの弱点は聖なる属性だ。俺からも協力するぜ。ホーリーセイバー!……頑張ってくれよ。」


レヴァン「ありがとう。俺からも……癒しの陣・β!」


ヒース「ありがとう、助かるわ。」


セッティ「サンキューな。」


レヴァン「僕が剣を刺す前、邪神が逃げないように魔力を溜めておいて欲しい。」


ヒース「わかったわ。」


セッティ「了解だ。」


N「レヴァンは翼をはためかせ邪神の元へ向かった。」


邪神「来たか。一人で挑みに来るとは、無謀なやつだ。死ぬ事がわかってくるとは愚かなり。」


レヴァン「僕は一人じゃない、みんなの力を託されてここにいるんだ!」


邪神「ふっ、やはり愚かだ。そんなくだらないものに踊らされて。まあ、よい。小僧を倒して、他の奴らも喰らい尽くしてやろう。」


N「邪神は禍々しい杖を出す。これで戦おうとしている。そして襲いかかってきた。レヴァンはすぐの反応し、杖に剣をさしだす。キンッと音がしてお互い離れる。そしてまたぶつかり合う。何十分、何時間経っただろう。それでも邪神とレヴァンはまだぶつかり合っている。しかし、そんな時邪神の杖が折れた。」


邪神「な、なんだと!?」


レヴァン「お前はその杖がなければなにも出来ないだろう。」


邪神「ふっ、まだこの爪がある……」


N「そういった瞬間、レヴァンの剣で斬り落とされる。邪神は悲鳴をあげる。」


邪神「私の強力な爪が!どんな剣にも負けるはずがないのに!お前の剣は一体なんなんだ!」


レヴァン「お前は聖属性が弱点だよね。だから聖属性を宿してもらったんだよ。」


邪神「くっ、なんという事だ。」


レヴァン「もう、逃げ場はないよ。お前の逃げ場はここだからね。」


邪神「ふっ、傷付いても逃げることは出来る。」


セッティ「そうはさせないぜ!」


ヒース「そうね、ここからは逃がさないわ。」


ミーティア「発動させるわ!」



セッティ、ヒース、ミーティア「ホーリーウォール!」


N「聖なる光が柱となり辺りが包み込まれる。」


邪神「ちっ、これでは瞬間移動使えん!」


レヴァン「じゃあ、これで終わりだ!」


N「レヴァンは邪神に剣を突き刺した!」


邪神「ぐっ、ぐああああああ!」


レヴァン「元の姿に戻れっ!」


N「邪神の姿が真っ黒の黒髪、翼、瞳、角が全て純白に戻って行く。純白の髪、純白の翼、輝きの戻った瞳、角は消え天使の輪っかになった。」


レヴァン「良かった、元の姿に戻れましたね。リファード様。」


セッティ「おい、レヴァン、どういう事だよ!」


ミーティア「知ってる方なんですか?」


ヒース「やっぱりあの文献は正しかったのね。」


セッティ「ギルド長も知ってるんすか?」


ミーティア「教えてください!」


レヴァン「実は、リファード様は僕の師匠の師匠なんだ。」


セッティ「なんだとー!」


ミーティア「剣術のお師匠様のお師匠様なのですね。」


ヒース「文献に書いてあるのは、前天界王を告発して捕まり魔界へ落とされたと。」


セッティ「前天界王は何をやらかしたんだ?」


リファード「それは私か説明しよう。前天界王は天界竜を始末しようとしていたのだ。だから私は前天界王を告発し、天界竜を始末させないように議会で……。しかし裏で手を回していた前天界王によって魔界に落とされ魔の者として生きるようにさせられたわけだ。」


ミーティア「世界を滅ぼした理由はなんなんですか?」


リファード「全ての記憶を消され、常に空腹の術をかけられていたのだ。本当に済まなかった。」


レヴァン「一度天界へ行きませんか?前天界王は今はいないですから。」


リファード「わかった。天界へ行こう。」





ヒース「天界に着いたわね。」


リファード「あの頃とは全然違う空気だ。今の天界王は素晴らしい方なのかもしれないな。」


N「リファードは現在の天界王に謁見し、天界王に前天界王の仕打ちを謝罪され和解することが出来た。」


N「その後……」




セッティ「何とか無事に解決したな!」


ミーティア「そうですね、本当に良かったです。」


ヒース「そうね、リファードも天界で暮らす事になったし、世界も安全になった。」


レヴァン「でも、僕たちはどうすればいいんですか?」


セッティ「どういうことだ?」


ミーティア「あ、両親は天界で生きているんですよね。」


ヒース「地上に残るか、天界に帰るかで悩んでるのか?」


レヴァン「はい。僕は地上に残りたいです。」


セッティ「あー、俺も地上かいいなー。魔物討伐隊の一員でいたいぜ。」


ミーティア「私も地上がいいです。ギルドの仲間を癒し続けたいです。」


ヒース「私も地上を選択するわ。今更天界に帰ってもどうしようも無いし。親に会えないのは残念だけどな。」


N「そこに天界の兵士が現れる。どうやら天界王が移動ポータルを使用出来るようにしてくれたらしい。いつでも親に会いに来てもいいとの事だ。」


セッティ「いつでも会えるなら悩む必要ねぇな。」


ミーティア「そうですね、本当に安心しました。」


ヒース「良かったな、みんな。いつでも会えるぞ。」


レヴァン「じゃあ、せっかくだし今から行かないかな?今までの経験話を聞いてもらわない?」


セッティ「さんせー!」


ミーティア「その案乗ります!」


ヒース「では行きましょう。」







N「四人は両親に会い、今までの経験を話し褒められ、泣きながら抱きしめられた。天界王にも感謝を伝え、また地上に戻ってきた。」



N「四人は王国に行き、他の国の復興を手伝いつつ、魔物討伐もすると伝え旅立って行った。数十年後、滅ぼされた村、町、城は元の通りになった。」



N「全ての王国に、四人の勇者の像が飾られるようになった。そして魔物も全部退治し終わり四人の勇者は天界へ帰ることにした。」



N「何あったらまた戻ってくると言って……。」





___END___



#6人用声劇台本

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