2人用声劇台本【キミへのプレゼント】

笛吹魔音

2人用声劇台本【キミへのプレゼント】

このお話は性別改変不可です。

但し、両声類さんの為の救済措置として

女性が男性役、男性が女性役はOKです。


居ないと思うけどニコ生やYouTubeで配信する際

作者名と作品のURL貼ってください。

裏劇ではどうぞご自由にお使いください。

決まり事はこれだけです(〃・д・) -д-))ペコリン



名前の後のMはmindで心情を表してます。



【キミへのプレゼント】

作者:笛吹魔音(うすいまお)&ぴこたんしあ



登場人物


ナオ♂:いつも忙しい男の子。休みもなく働いている。クール。18歳


マナ♀:ナオを心配しすぎる心配性な女の子。病弱でちょっと嫉妬深い。18歳



本編スタート



ナオ:ふぅー、疲れたー。なんでこの仕事こんなに忙しいんだろう。どれだけ働いても仕事減らないし。


マナ:ちょっと大丈夫?あんまり仕事頑張りすぎないでよね?倒れるような事になったら私…。


ナオ:大丈夫だって。僕はそんな事慣れてるし。


マナ:倒れる事を慣れてるなんて言わないでよ!


ナオ:ちゃんと話を聞けって。誰が倒れる事を慣れてるって言った?慣れてるのは忙しさだよ。


マナ:あ、そっか…てへへw

でも本当に気を付けてよ?心配なんだから。


ナオ:わかってるって。本当心配性だな。マナの方が病弱だってのに…。


マナ:だって、キミの事だもん、すぐ無茶するし。

それに…。


ナオ:それに?なに?


マナ:えっ!?いや、何でもないよ!


ナオ:変なの。まぁ、マナはいつもこうだしな。


マナM:私がこんなに心配しすぎるのは、キミの事が好きだからなのに、キミはそんな事にもきづかない。私はいつまで想い続ければいいんだろう。


マナ:ねぇ、今度一緒に遊びに…


ナオ:(被るように)ふわぁぁぁ…。ん?何か言った?


マナ:あ、ううん、何も言ってないw


ナオ:そっか、じゃあ僕そろそろ寝るよ。明日も朝早くから仕事だし。


マナ:そっか、そうだよね…。おやすみなさい。


ナオ:おやすみー。


マナM:そう、キミはいつも忙しい。だから仕事休みだったとしても遊びになんて誘っちゃいけない。でも私はキミと街を歩きたい。そう願う事も許されないなんて…。



ナオM:マナが僕と遊びたがってるのはわかってる。でも本当に仕事が忙しいんだ。本当は僕だってマナと遊びたい。もっと会いたい。一体どうすれば…。



ーーーー数日後ーーーー


マナ:今日は1人で街に来てみたけど…やっぱりつまんない。キミが居ないと何も楽しくない。来なきゃ良かった。もう帰ろう。…って、えっ?



ナオが街の中を女の人を連れて歩いていた。



マナ:あはは…仕事で忙しいって言ってたのに、女の人連れて街の中歩いてるんじゃん…。しかも、ちゃん付けかぁ。キミはそういう事するんだ…。



ーーーーsideナオーーーー


ナオ:今日はありがとう。女の子にプレゼントなんて送った事ないから詳しい事聞けて良かったよ。今度お礼をさせてもらうから。


ナオM:久々の休みに、今まで寂しい想いをさせたマナに贈り物を買いたかったけど何を買っていいか解らなくて同僚誘ったけど見られてないよな?こっそり贈りたいからな、プレゼントは。



ーーーー数日後ーーーー


ナオ:マナ?明日時間あるか?ちょっと話あるんだけど。


マナ:ごめん、明日は無理かな…。ごめんね。


ナオ:どうした?何かここ数日おかしいぞ?何があった?相談なら乗るぞ?


マナ:キミにこれ以上重荷になりたくないし、相談なら友達にするから。


ナオ:そうか?それならいいけどさ。あんま無理すんなよ?


マナ:キミには言われたくないなぁ(苦笑)


ナオ:じゃあさ、今度時間ある時でいいから、会って話しないか?


マナ:ごめん、ちょっと時間作れるか解らないな。せっかく誘ってくれてるのにありがとう。


ナオ:最近マナ変だぞ?どうした?僕にも言えないのか?


マナ:(小声で)…言えるわけないじゃん。他の女の人と歩いてたの見たなんて。


ナオ:何か言ったか?


マナ:何でもないよ…。ごめん、これからはキミとの時間取れなくなる。


ナオ:急にどうしたんだよ。やっぱり何かあったんだろ?話して…


マナ:(遮るように)うるさい!キミに何がわかるのよ!


ナオ:何怒ってるんだよ!?僕が何をしたって…。


マナ:解らないなら尚更話は無い!もう私に話しかけないで!



ーーーーマナが走り去るーーーー



ナオ:おい!…何なんだよ本当。…って、まさかあの場面見られてたか?でも、だからって…。


ナオM:僕はマナの嫉妬深い性格を忘れていた。でも、そんな後ろめたい事でもないし、僕達は付き合ってる訳でもない。何で嫉妬される理由があるんだ?



マナM:あーあ、面と向かって私の嫉妬深い性格出しちゃったな。もう、キミは私と仲良く話す事なんてしないだろうな…。この街に居るのも辛くなって来ちゃった。ちょうどいいタイミングだし、引っ越そうかな。



ーーーーマナの家の前ーーーー


SE:チャイム


ナオ:マナ?話があるから来たんだ。開けてくれないか?


SE:チャイム


SE:ノック


ナオ:居ないのかな?…ん?この紙の切れ端なんだろう?見てみるか?


SE:手紙を開く


マナ:おはよう?こんにちはかな?多分この手紙を読んでる頃私はキミの前から姿を消したあとなんだろうね。

最後にキミに会った時に喧嘩したのが辛いけど、私はキミの前から居なくなることにしたんだ。

だって私自身嫉妬深い性格嫌いだから、キミに負担与えたくなかったんだ。そして、見ちゃったの。

キミが仲良く女の人と歩いてるの。キミは私にもあんな笑顔見せてくれなかったね。

それだけ大事なんだね。私はそんなキミを見るのが辛いからここから消える事にしたの。

もしかしたら私の勘違いかもしれないけど、ごめんね。性格知られた以上傍に居れないやw

じゃあ、これからも無理しないで頑張ってね。

ずっと大好きでした。今までありがとう。


ナオ:なんだよ、これ…。僕だってずっとマナが好きで

でも本当に忙しくて一緒にも出掛けられなくて、それがマナを不安にさせたのだって解る。

でも、あの女の人は本当にただの同僚で…。マナへの贈り物を選ぶのを手伝ってもらっただけなんだ。

僕が正直に打ち明けていたら、こんな結末にはならなかったのか?

どうすればいいんだよ…。

この贈れなかった【キミへのプレゼント】は。




~END~





#声劇台本

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2人用声劇台本【キミへのプレゼント】 笛吹魔音 @mao_usui

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