えぴそーど2カツアゲ少女

「さあさあこのよくわかんない街を探索しつつギルドに向かおう!」

私はそう言いながら開き直ってギルドを探す。どうやらここからまっすぐ進んだ方向にあるらしい。ラッキー!


やっぱこの世界は日本語だそれに電柱があったりするし科学力が元の世界を超えてるのは確定だろう。ちなみにお金は全く違った。まあ異世界だし。

おそらくこれは完全に予想だがなんやかんやあって魔族的なのがきた未来の地球だろう。おそらく私のような人を呼び出したのは魔族への対抗で戦闘の意欲を上げるため。


たぶん…


ーーーーーーーー


さあ!なんやかんやでギルドとやらについた

確か青髪青で低身長の赤十字架だったな。


「トビラオモイ」


なんとか扉を開けて入ってみた。だから科学力を軽々しく超えるな、スマホを持つな、腕時計からホログラムを出すな、タップして操作すな。

まあいいか。そんで青髪青目の低身長に十字架を探さないと

あっいたわ

「あのーすみませーん王様に言われあれー?」

こいつ!カツアゲしてやがる!体格差バッチリのゴリラみたいなのに!ゴリラみたいなのに!ゴリラ負けんなよ!青髪は足ドンで固定すんなカオスなんだよ!


「あー君がレデヤが言ってた勇者?」

普通に話し出すな

「ソ…ソデスネ」

てかレデヤってあだ名王につけてんのか

「あー確か君は…」

「アッエイリデス」

「何その声まあいいや」

てかゴリラどっかいったな

そして私は青髪カツアゲ野郎に連れられてファミレスみたいなところに連れてかれた。

「何頼む?」

なんか頼むのか…ここサ⚪︎ゼみたいなくせに寿司屋なんだ。 

「アッジャアサーモンデ」

「ここ寿司屋という名のうどん屋だからサーモンないよ」

マグロあったから油断してた。

「ジャアタヌキウドンデ」

この人無愛想怖い!

そうすると黙ってタブレットを使って注文した。

「ソウイエバアナタハナンテナマエナンデスナ?」

「…私は水音、剣開水音…別にあれはカツアゲしてたんじゃなくて貸した金返させようとしてただけだよ」

バレてる!バレてる!

てかそうだったんだよかった怖い人じゃない

「じゃあ水音はなんで王様から私のことを聞かされてるの?」

「急に態度変えるね。別にいいけど私は今回君とパーティを組む仲間だからだ。」

「そうなんだ、他にいるの?」

「あぁ、バカと一緒に組むよ」

誰だよ

「えっとじゃあなんでこの世界の言語が日本語なの?」

「この世界の言語がニホン語の理由はね、古代人が君と同じ世界から来た転生者だからだこの世界の科学力が君の元いた世界より高いと思ったのなら、古代人は未来人なんだろうね」

古代人が未来人とかややこしいわ!まあ少しは敬意を持って古来人とでも呼ぼう。

そしてしばらくうどんを食べながら話を聞いてわかったこと。

•この世界の変だと思ったことは基本古来人のせいだと言うこと

•この世界には魔法があること

•魔王がいてその魔王を倒せたのは歴代勇者で一人だと言うこと

•魔王は魔法陣を断ち切らないと復活すること


今のところ水音から聞いたことはそれくらいだが十分な収穫だ。今日はもう夜遅いし水音が宿代を出してくれるらしい。感謝して寝よう。

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