第27話

発表、5分前になった。

続々と人が入ってくる。

部活によっては、ユニーホームや小道具を持っている。

運動部は大体そんな感じだ。

私達は台本だけ。

他の文化部も似たような感じ。

吹奏だけ楽器を持っている。

少しして、生徒会長がアナウンスをした。

「時間が来ました。ただ今から、部活動発表を始めます。―まず、始めは運動部からです。お願いします」

「「「はい!!!」」」

まず始めは野球部だ。大きな声で返事をし、ステージに上がった。

「私達野球部です―」

野球、サッカー、陸上、バスケ、バレー、剣道、ソフトボール、体操、ボード、テニスと続き、ひと休憩が入った。

運動部は皆、自分のクラスのところに戻っていく。

吹奏楽は一斉にチューニングを始めた。

様々な音が重なり合う。

私は千紗と一緒に、台本を確認した。

寒川先輩もあくびをしながら台本を見ていた。

10分後―

「続いては文化部です。―お願いします」

と言い終わるのと同時に吹奏楽は楽しい音楽で入場をした。

演奏し終わると、部長らしき人が前に出てマイクを取った。

「こんにちは、吹奏楽です。ただ今、演奏した曲は―」

英会話、茶道・華道、ボランティア、写真、家庭科、書道、電卓、コンピューター‥と来てついにワープロ部の発表が来た。

私は緊張して震えている千紗の手を握った。

アナウンスが流れ終わり、私達は

「「「「「はい」」」」」

と返事をしてステージに上がった。

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