第12話 部活5

さっきと同じように、単語登録を確認して、文章を打つ。

「第8回福島大会です。倉崎さん、お願いします」 

「はい。準備はいいですか?よーい、」

タイマーを押す。ピピッ。

「始め!」

始めの三行は丁寧に打つ。

その理由は審査問題だからだ。

丁寧に打ってミスをなくす。そして、後半でスピードを上げる。

(これも超えたい。1100文字)

ピピッ、

「やめ!」

いけなかった。立ち上がり、印刷機の蓋をあける。紙を2枚セットし、印刷をする。

「千紗どうだった?」

「1400 ‥ちょと超えたぐらい。難しかったからかな。」

私は頷く。

「安定して打てるようになりたいな」

「そうだね」

3本目はMS校内練習問題。

他の問題と比べると難い。

だから、いつも900〜800 文字しか打てない。

今日も同じだった。


4本目練習会問題。

5本の内一番簡単。


5本目古い問題

難易度は様々。たまーに、打ちづらい問題がある。基本は簡単なのが多い。


全ての問題を打ち終わった。

返し忘れた問題を返し、くじを二本引く。

「右に一です」

「はい」

もとに戻す。

審査(2本目)を千紗と交換し合う。

「お願いしますー」

「お願いします」

(さてさて。千紗、今日こそミスあるかな)

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