第5話 授業2

1時間目:数Ⅱ

今日の授業はいつも以上に眠かった。

先生の目を盗んで、クラスを見渡すとうとうとしている人が半分もいた。

眠気に耐えるため、私は物語のネタを書いた。


2時間目:英コミュ

特になし


3時間目:体育

体力テスト。シャトルランだった。

ミジンコ体力な私の記録は24。

未央は55だった…。


昼食

弁当を開ける。びっくり!米が弁当の8割を占め、残りの隙間にきんぴらごぼうと豚肉、卵焼きが詰められていた。

「美味しいから、いいけどね」

今日のおかずはすごく米にあった。


4時間目:国語

いつもだったら、教科書を読むんで、ノートを書くけど今日は…


「皆さんと関わり合って1週間ほど経ちました。ので、今日の授業は皆さんが活動している部活についてこの紙に書いてもらいます。もし、部活動に入っていない人は先生のところに来てください」

クラスのざわめきが大きくなってゆく。

B5サイズの紙が配られる。

前の人から紙を受け取って、一枚取り後ろに渡す。

「めんどくさっ」

思わず言葉が漏れた。

その紙にはこう書かれている。

・部活名

・人数

・活動内容

・なぜ、その部活動に入ったのか


「はい、皆さん。好きに移動してください。もし、今日書ききれなかったら来週の授業までの課題とします。」

その言葉とともに、皆それぞれ友達の元や先生の元へ行く。

私もだ。

シャーペンと消しゴムと紙だけ持つと、未央の席へ行く。

空いている椅子を借り、座る。

「なんて、書こ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る