第13話 日本側 ⑦
日本チームは新たに登場したリサ・マクドナルドに対する対応を迅速に考えなければならなかった。佐々木涼子はコート上で選手たちに素早く指示を出す。
「リサのパワーに注意して。香織、ブロックを強化して!」涼子は鈴木香織に声をかけた。
「わかった。絶対に止める!」香織は力強く頷き、リサの動きに注意を払った。
ラリーが続く中、涼子のトスが高く上がる。宮崎梨花は全力で跳び上がり、強烈なスパイクを放った。しかし、リサが見事にブロックし、ボールは再び日本のコートに戻ってきた。
「もう一度!」涼子が声を上げ、再びトスを上げる。今度は香織がブロックに加わり、リサの攻撃を止める準備をした。梨花も再び跳び上がり、全力でスパイクを放つ。
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