第12話 アメリカ側 ⑥

アメリカチームは日本のポイントに対するタイムアウトを取った。コーチのブラウンは選手たちを集め、冷静に次のプレーを指示する。


「このセットを取り返すためには、次のポイントが重要だ。リサ、次のプレーで入ってくれ。君のパワーが必要だ。」ブラウンはベンチにいたリサ・マクドナルドに目を向けた。


リサは力強く頷き、コートに入った。彼女はパワーとスピードを兼ね備えたミドルブロッカーで、特にブロック力には定評がある。


「アリシア、リサにトスを回してくれ。リサ、相手のブロックをかわして攻撃してくれ。」エミリーが素早く指示を出す。


「任せて。全力で行くわ。」リサは自信に満ちた笑顔を見せた。


タイムアウトが終わり、エミリーのサーブが放たれる。ボールは日本のコートへと飛び、再び激しいラリーが展開される。

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