第5話 夢物語
「なぁ、神の声、この世界の事について教えてくれ」
【はい、この世界は宇宙空間があります。無数に広がる惑星があります。ですが別次元の宇宙空間がありそこを異世界と呼びます。異世界は複数あります。異世界バラミア、異世界ヤツボシがありますね、そしてここが異世界コスモスと呼ばれる場所です。さらに詳しく説明していくと、異世界の統合ポイントとして天国と地獄がありますね、天国はセフィロトが支配し、地獄はタルタロスが支配しています。2人は神を超えているのでそこから出る事が出来ません、出るには依り代が必用です。それも相当強い依り代がね】
「ふむ、異世界バラミアは歌歌のアイと光闇テンパスと神速ゴローと金狼ジェイバがいた異世界だよな、ここが異世界コスモスだとして、その宇宙にある地球から源義経とアキレウスとヘクトルと宮本武蔵と佐々木小次郎が来たと。でだ。オーディンはどこにいたんだ?」
【オーディンは神です。神話世界ですね、これは神々の世界と呼ばれています】
「なるほどなー次に異世界ヤツボシとは」
【そこは修羅の異世界です。真・クロウガーなる神が支配する世界ですが。八角と呼ばれる人々が何度も滅ぼしています】
「その異世界ヤツボシからも来る可能性は?」
【ありますね、ガチャは異世界と繋がっていますから、そして異世界ヤツボシは地球食いにより崩壊しました】
「つまり、地球食いと呼ばれるものがあって、って宇宙にある地球じゃないか」
【そうです、あの青い惑星ですね、ですがあれは、既に無いのです。既に世界食いとなり至る世界を食い荒らしています】
「でもあの青い惑星なんだろ」
【光の情報です。あなたが見ているのは遥か昔にあった地球。ですが既にそこには地球はありません】
「ちょっとよく分からないけど、納得しとくよ」
【そうしてくれると助かります。このノルマガチャというスキルですが、他にもスキルは存在しています】
「へぇ」
【表裏ガチャと神話ガチャです、他にもあります】
「そりゃすごいな、こんな化け物を召喚し続けたら」
【戦争になりますね】
「それは望んでいない事さ、じゃあ仕事に入ろうか、ジーバ、リラ」
ジーバ執事長は黒い執事服を皺1つなく歪ませる事なく会釈すると。
歩き出した。
ガチャをする前に軽く体を動かそうと思って、伝説のクワを使用しながら、何度も何度もこの荒野を耕すのであった。
ノルマが次から次へと達成されていき。
光闇テンパスと交渉して得たスキル書は【共有】であった。
【スキル共有とは繋がっている人達とノルマなどを共有できます】
「つまり、他がやったこともノルマ達成となる訳だな」
【その通りです】
「そりゃーすごいな」
歌歌のアイが歌うと作物は実る。
光闇テンパスが商売するとカイルに新しい知識をくれる。
神速ゴローは至る所を走って念話で情報をくれる。
念話ではなくてもオーディンの電波を利用して共感し、情報を繋げる。
金狼ジェイバは至る所を走ってまるで犬のように散歩している。
源義経は牧場で動物達のお世話をし。
アキレウスとヘクトルは採掘場でせっせと鉱石やら宝石を掘り当てる。
宮本武蔵と佐々木小次郎は伐採場でひたすら木々を伐採している。
オーディンは雲の上で皆との連絡役となってくれている。
そうして皆がやって来た来た事は【共有】によりノルマ達成してくれる。
合計で20個分のノルマが達成された。
「さてと、ガチャだ」
その時のカイルのレベルは50になっていた。
【X級=クレオパトラ】
【X級=斬り裂きジャック】
【X級=ドクターMORI】
【X級=謎の老人】
【XX級=ゴーストイーター】
【XX級=タイムガムン】
【XX級=町長タナカ】
【B級=家×100】
【B級=巨大公園】
【B級=井戸×10】
【B級=自由市場】
【B級=滅びた住民×1000人】
【SS級=オリハルコン城門+城壁】
【C級=服屋】
【C級=薬屋】
【C級=本屋】
【SS級=図書館】
【SS級=研究所】
【D級=雑貨用品】
【D級=モンスターハウス】
一気に出てきた英雄たち。
彼等は直立不動でこちらを見て微笑んでいたのだが。
神の声が教えてくれる彼等の情報に少しビビりつつある現状であった。
1人ずつ整理していく。
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