物語のつくりかた③ 〜想像力と文章力
以前、近況ノートにも書きましたが、物語の創作に必要なのは、「想像力」と「文章力」だと思っています。
「想像力」とは何か……。
イメージする力、でしょうか。目に見えているものでもなく、実際に聞こえたり、さわれるものでもなく、香りや味がするものでもない、頭の中だけの世界を思い描くこと、かなと思います。
想像力を育てるには、やはり物語に触れること、ですよね。本やコミックを読む、映像に浸るなど、創造された世界の中に無限に心を飛ばすこと、それが楽しいと思えること、でしょうか。
物語を読むためにも、書くためにも、想像力は必須だと思います。
別のエッセイの中でも書いたように、家族に「物語を必要としていない人」がおります。あるとき、ちょっとした口論になりまして(と、いうより、私が不満をぶつけたのですが)、返ってきた答えが
「んー、何でもそうだけど、あまり深く考えることがないんだよね」
衝撃!! でした。
深刻になりすぎない、というのは良い点でもありますが。
これはもうどこまで行っても平行線で、決してお互いわかりあうことができません。以降、この件で相手を追及するのは、やめた次第です。
そして、「文章力」とは……。
自分の考えていることを文字に書き起こし、表現することだと思います。
文章を書くことは、例えば筋トレとか語学学習のように、続けることが大切と思っています。書くこと、書き続けることしかないと思います。外国語もしばらく話さないでいると、スムーズに出てこなくなったりしますよね。それと同じです。
例えば、とにかく毎日一文書いてみること。
(できる限り、です。書くことが負担で嫌になってしまっては意味がありません)
書くためのネタセンサーの感度が上がるように。
文章にするというハードルが下がるように。
書くための回路が滑らかにまわるように。
想像力、文章力ともに、どちらも大事に育ててきたもので、これからもじっくり育てていきたいものです。
私にとって、物語を読むことは必須で、文章を書くことは大切なこと、だからです。
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