物語のつくりかた② 〜「『書きたいスイッチ』が入ったら」
「『書きたいスイッチ』が入ったら」は、エッセイ「カクヨムはじめてみました」の中で書いた小噺です。エッセイで公開したときには、あまりコメントがなく、反応はいまひとつなのかなと思っていました。
そこで、もっと読んでもらいたいと、別のお話としてあらためて公開することにしました。
***ここからは、多少のネタバレを含みます***
物語を未読の方はご注意下さいませ。
流路を言葉の断片が流れてくる、そのイメージと、「言葉の海」という単語が思い浮かんだところで、比較的スルッと物語が生まれました。
物語の神様が突然、降りてくるとき、頭の中に流れる映像を文字に書きとめておかないと、(どんどん先に進んでいってしまう〜。とにかく急いで言葉にしなくては!) という私の普段の様子が、この短いお話に反映されています。
きっと、脳内にはこのような小さい人達がいて、わらわらと忙しく働いてくれているのでしょう(笑)。
とりあえず書いただけの文章を削っていく作業は、実際には、文法的なことを考えているわけではなくて、もっと感覚的にとらえています。
何だかまわりくどい言い方だなぁ、とか
う〜ん、表現したい言葉がピッタリしない、などですね。
エピソードを積み重ねながら、じっくりと登場人物像を描き込んでいくスタイル……自分は長編向きなのだと、今までは思い込んでいました。
このお話は、ふと思いついたアイデア・発想だけで書いたものです。けれども、実は物語の大事な部分はアイデアや発想であって、それが全てなのだと、実感した次第です。
自分にもこういう物語が書けるんだ、というのは意外で、新しい発見でした。とても短いですが、自分にとって大切な作品となりました。
「わはは!面白い〜!」と楽しんで下さった読者様から、コメントやレビューを頂いたとき、「あれ? 何か面白いものができたかも」と、そう思った自分の感覚が正しかったのだと、少し自信が持てた気がしました。
とても嬉しかったです! ありがとうございました。
言葉の神様、また新しいアイデアを降らせてくれますように!
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