世界観が美麗であることが主人公の内面から伝わってきます。
淡く美しい世界観を表現出来ているのは作者様の力量が高いということだと思いますので、ぜひその長所を生かし、これからも綺麗で神秘的な世界を案内していただければと思います。

読みやすくなっており、これから作品を突き詰めていけばさらに良いものへと変わっていくことが確信できますので、楽しみにしています。
ですが、あまり気にしすぎず、描きたいものを描いていただきたい。そう思わせてくれるくらいに、この世界観は唯一無二の美しさがあると思いますのでのびのびと続けていただければ幸いです。

強いて改善点を上げるのであれば、今回の話においてでてきた扉を開ける際の『ガチャ』という擬音です。
擬音を使うなということではありません。作者様がどういった作風を描きたいかによってここは大きく変わるのですが、このまま美しさを追求するのであればここは絶対に変えた方がいいかと思います。
ガチャと扉が開き〜ならばまだわかるのですが、擬音のみで表現されてしまうと途端に安っぽさが出てしまいます。これではこの世界観に合わず、非常に勿体ないのです。
〇〇のような音を立て〜など簡単な比喩でも構わないので表現を変えてみると一層、世界観に強度が増すかと思います。
擬音の使い方は非常に難しいものだと私自身感じておりますので、一意見として受け入れていただければ幸いです。

これからこの作品が発展していくことを切に願っております。