第4話 寿命
ヨネ(23)「ってかさ、
ヨネ(23)「80超えてる人とか今まで生きてて会ったことない。だから
ヨネ(23)「そ~なんだ。昔って、120歳とかまで生きる人もいたらしいね。今はなんでみんな同じような年齢で死んじゃうんだろうね。」
ヨネ(23)「
ヨネ(23)「ふ~ん。あ、そろそろ先に昼休憩とるね。…って、いつも思うけどなんで【昼休憩】って"システム"今も生きてるんだろうね。大昔の言葉だよね。」
ヨネが画面上から姿を消した。モニタには美代子と梅十郎の虚像が映しだされている。
―不思議に思ったりしないの?―
「ねぇママ、なんで水って透明なのに水色で書くの?」
「ねぇママ、なんでみんなで遊ばないといけないの?」
「先生、なんのために図工のお勉強があるの?」
「先生、なんで授業中はずっと座っていないといけないの?」
かつての人間は地球を我が物顔で
しばし考えることを始めた
―やめたやめた。考えるだけ時間の無駄だ。頭が疲れる―
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