第4話 休日
疲れが溜まっていた守は、仕事に集中できず、事業所を休んで自宅で静養することにした。午前中は疲れからか深く眠り、昼過ぎまで寝てしまった。
午後になり、日誌をつける守は、ノートが終わりかけていたため、新しいノートに鉛筆と定規で線を引き、次の日誌の書式を作成していた。夕方まで書き込んだが、完成にはもう少し時間がかかりそうだった。
日誌には金銭の記録もあり、無駄遣いを防ぐために注意していた。欲しいものは新しいスマホだが、なかなか購入に踏み切れない。また、VRを購入したいと思っているが、その価格は約6万円と高額だ。
さらに、足回りを強化したいと思っているが、現在、車を購入する選択肢はない。
守は自分に合った彼女が欲しいが、交際のためにどれくらいのお金が必要か分からず、金銭的な不安が増していた。
守には「人生のお金」があり、予期せぬ事態に備えて貯金しているが、これは簡単に使えない資金だ。このお金があるおかげで守は支えられているが、詐欺に遭って失うリスクもある。お金の管理は難しい。
そして、お金より大切なのは、自分が何をしたいのかということだ。重要なのは、何かをするために必要なお金である。
お金に意思はなく、使い方次第で良くも悪くもなる。自分が何をしたいのかをよく考え、それに向き合うことが大切だ。
そう考えると、お金を有効に使うためには、世の中の仕組みを理解し、効果的に使う方法を考えるべきだ。
守は時々、このことについて考えている。その結果、少額自費出版を選択した。
もう一つ重要なことは、守は独占できる彼女が欲しいということだ。そのために必要な知識やお金、財産を築いてきた。守は寂しがり屋で、母から得られなかった女性の愛を求めている。
自分が幼稚な人間であることを理解しているが、相手も自分と似た人間である可能性がある。それでも、二人で困難を乗り越え、同じ方向を見ながら、一緒に生きていきたいと思っている。
守は隠されていた自分の思いを吐露し、内に秘めた熱い思いを知った。そして、清々しい気分になった。
やがて休日が終わり、守は元気を取り戻した。
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