𐎢𓊆92録𓊇𐎽 DECEIVING of GLUTTONIY 〘☩〖THREE〗☩〙
「とりあえず、音の方向へ行ってみるか」
「ねぇー、ホラゲじゃないんだからさ………わざわざ怖いところに行く必要無くね?普通に正規ルートっぽいところ行かね?」
「ホラゲーだったら、音のする方向が正規ルート」
「ホラゲじゃねぇじゃん。今はリアルの話をしてんの。これだからキモヲタは………」
「そのキモヲタの背中に張り付いているビビりは誰やねん」
「私だよ」
「素直でよろしい」
その大きな体は見せ掛けなのか?と思うくらいに、私の背中で縮こまってしまっている楓夏依。
男家系で育っていて、体育会系のカラーが強い家庭で育っているのに………こんなにも、乙女チック全開なのが不思議だな。
でも、男家系の育ちの男でも、たまに女の子みたいなのが居たりするので、それの亜種のような存在という認識で良いのだろう。
亜種とか言うと、荒れそうな物言いだな。
私達は機械の音がする方向へ歩いていく。そして、その音の根源だと思われる一室へと辿り着いた。何かを製造している機械………というわけでは無さそうだ。
発電機のタービンのような物が見られたので、もしかしたら………工場内に電力を供給している電源になっているのかもしれない。
この電源が稼働している理由は何であれ………無人の工場に、電力が通っているという不気味な事象が起きている事実は変わらないので。
"無人"ではあっても、"何もいない"という事は証明された。ほぼ100%で人間以外……人から掛け離れた存在が工場を巣食って生きていると見なしていいだろう。
___ゴゥンッゴゥンッゴゥンッゴゥンッゴゥンッ………
「は、発電機が………なんで?」
「知能高い化け物が動かしているんだろうな。私達だって、散々喋る化け物………特定?危険種とやらと戦ってるんだから。機械を操作できるくらいの知能もある奴が居てもは何ら不思議じゃないよ」
「ゆみりの冷静さも何だかんだで怖いよ」
「慌てたら、目の前で大切な誰かを失うから。だったら無理矢理にでも恐怖心とかを押し殺しておいた方がいい」
「そこまでのメンタルコントロールが出来る方が怖いわ」
___ミチミチミチミチ………ペキペキペキパキパキパキ………!!
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖シュゥゥ……………ハァ………!!!!𐎶E𐎣𐎠𐎿𐎢豐𐎫O)𐏃カレn𐎢𐎫O𐎽𐎫E𐎴𐎠𐎿𐎢𐏃𐎢𐎶O𐏃····················豐穣熾カレン···············!!!!〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「「「「………………………!!??」」」」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖ギュァァァァアアアあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ァァァ!!!!!!!〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
___ドォォォォォンッ………!!!!!!!
「い"っ"……………!"!"!"!"」
いきなりのお出ましか。
異様な………エコーに掛かった、何を喋っているか聞き取れない、粘着質の低音の声が聞こえてきたと思いきや………同時に咆哮を放たれてしまった。
私達に近付いてきた化け物は、猫を模した化け物だった。9本に別れた尻尾………顔は血の色で染め上げられているかのように緋色に···············口は顎が外れているのかと思うほどに裂けていて、そこからは漆黒の牙が生え揃っている。
華奢な体付きでありながらも、筋肉質であるのは伺えるの肉付き………特に、四肢の筋肉が発達しているようだった。
それぞれの四肢からは鋼鉄のような銀色の爪が剥き出しになっており、私達にゆっくりと近付いている足踏みだけで、地面に深く突き刺さるほどの鋭さがある。
生身でモロに喰らえば、骨ごと容易く貫通することだろう。
(普通の、クエストで出てくる奴等とは…………明らかに纏っている殺気とか、禍々しさが………別格に………!!)
_____フッ………………!!
「「「「·······················································ッ!!!!」」」」
消え…………_____!!!!
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖𝖈𝖐𝖉𝖏𝖋𝖋𝖐𝖋𝖐𝖘𝖉𝖝𝖑𝖑𝖋𝖐𝖐𝖈𝖐𝖈𝖐𝖌𝖛𝖐𝖉𝖐𝖈𝖋𝖐𝖈𝖐𝖐𝖈𝖋𝖐𝖑𝖝𝖘𝖐𝖉𝖐𝖘"𐎢𐎫E𐎹𐎠惨𐎶𐎠𐎽𐎶𐎠𐏃禍々𐎠𐎴O殲m𐏃𐎠死D.a𐎹𐎠"!!〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
____ヴゥンッ……!!!!
(右前脚を振り上げた………!!何をす_____)
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖ぁぁぁぁぁぁあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
___ズドォォォォオオオオオオオオオンッ!!!!!!!!
「うがっ………!!」
「うっ、………!!?」
「きゃぁ………!!」
「あぁん………!!!」
地面に振り上げた前脚を叩き付けて、衝撃波を繰り出した………!!しかも、私達だけに攻撃判定が出るようにコントロールしている………!!
発電機どころか、叩きつけた床にすら一切の傷が無い…………説明されるまでもなく、ヤバい魔法か、異能を使っているな……!!!!
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