𐎢𓊆93録𓊇𐎽 DECEIVING of GLUTTONIY 〘☩〖FOUR〗☩〙
___ズザザザ…………!!!!
「ッ………!!はぁ……!!はぁ………!!」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖その、噂の………変幻自在のUSBメモリが元になっている刀で防いだみたいだね。豐穣熾カレン達〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「私は、中村ゆみりです。豐穣熾カレンなんていう大層な存在の名前じゃないですから」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖同じだろうに。名前なんて所詮、他人と他人を区別するためのラベルにしか過ぎないというのに〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「そのラベルに愛着を持つ馬鹿なヲタクも居るんですわ。人間とコミュニケーション取れるほどの知能があるなら、それくらいは何となく察せませんか?」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖分からないね。興味自体が湧かない。君は、裁かれるために生まれた俎上の生肉に感情に抱いた事はあるかい?〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「それは無いですね」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖そういうことだ。僕達は····················お前達が家畜を食らうように、お前達を食らうのだ。食物連鎖とは残酷だね〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
「窮鼠猫を噛むっていうコトワザを知ってますか?」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖誰が上手いことを言えと………〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
____フッ………!!
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖遅いね〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
___ヒュ……!!ガキィンッ!!!!__
「あ"ぅゔ…………!!」
[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅𐎠]〘☩〖2ヶ月とは思えないほどの反応だ。流石は初日で、右も左も分からない状態で危険種なんて呼ばれている奴等を無傷で殺した事はあるね〗☩〙[̲̅𐎠][̲̅𐎠][̲̅𐎠]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]
___ヒュッ………!!ドンッ………!!!!
「ごはっ…………!!」
「ゆみり!!」
「ごふっ………!!」
張り手……と言うべきか、猫パンチと言うべきか。猫パンチにしては、一撃の重さに一切の可愛げが無い。
何とかUSBメモリを大剣に変化させて盾代わりにして自分の体を守ったが、その威力を殺しきれずに、私達が入ってきた出入口のあるエントランスホールの壁まで弾き飛ばされた。
私のことを心配している楓夏依達の事は狙っていないようだ。私を集中して狙っているということは………私を先に仕留めてから、残りの3人を殺すという魂胆か。
他の3人を狙えば、私に対して隙を作ることになり、私の移動速度も視野に入れているとなれば…………僅かな隙も見せられないとなれば、不用意に私以外を狙うのは得策ではないという考えなのだろう。
すぐ側に楓夏依が居るというのに、意識を向けている様子が感じられない。実力的に眼中に無いという訳ではない………私と変わらずに面倒な相手になる事は分かっているはず。
だからこそ、確実に一人でも殺せる方法を選択した結果…………私を潰すことが先決になったってことかな。
____キチキチキチキチ……カタタタタタ………
(あんな一撃を食らっても………USBメモリの方は、刃毀れ一つ起こしてない、か………)
大剣から扱いやすい刀に再び形状を変化させる。あれだけの衝撃をモロに受けたというのに、全くダメージが無い耐久度。
ただの、USBメモリだったはずなのにね。
カレンのモデルのデータが入っているだけの、それだけだったのUSBメモリが……私の事を守る武器となり、盾となってくれている。
もしかして、こういった戦場でも恐怖を感じることなく、誰かのために全力で武器を振るえるというのも、私の体がカレンの体になっているからというのもあるのかな。
カレンのキャラ設定は「何事にも物怖じせずに、常に誰かの動ける陽気な女子高生」というものがある。
CRY.STi⟬A⟭LLIZATIONの公式サイトにも、カレンの紹介文のところに書かれている。
今も、CRY.STi⟬A⟭LLIZATIONの公式サイトのアーカイブにも残っている………消えることの無い永遠とも言える命を授かっている、私がこの世で一番尊敬している女子高生。
その設定のままに、私を含めて………誰かのために動くというカレンの思いが、私の体と心を支配して、大切な人のために戦えるだけの力を渡してくれているのだな。
そうだと、嬉しいな。
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