𐎢𓊆34録𓊇𐎽 BATTLE FRONTIER
[̲̅𓎡̲̅][̲̅𓆓̲̅][̲̅𓎡̲̅]И̥ͦ𓆓̺͆༆𖣘呑気にラーメンなど啜りおって……………!!𖣘༆𓃭̥ͦ𓆓̥ͦ𓆓̺͆К̥ͦ[̲̅𓏲̲̅][̲̅𓎼̲̅][̲̅𓆑̲̅]
「すするTVに憧れていまして」
[̲̅𓎡̲̅][̲̅𓆓̲̅][̲̅𓎡̲̅]И̥ͦ𓆓̺͆༆𖣘訳の分からんことを言うな。お前らは………俺達にとって、危険因子以外の何者でもない。かの"最前線組"が死に………その最前線組をも凌駕するための力を得てきた。それが、お前達のような女に淘汰されるわけにはいかない……!!𖣘༆𓃭̥ͦ𓆓̥ͦ𓆓̺͆К̥ͦ[̲̅𓏲̲̅][̲̅𓎼̲̅][̲̅𓆑̲̅]
「女性蔑視の発言は宜しくないですな?」
「そういう意味で言ったんじゃないと思う」
楓夏依、ふざけていると本当に死ぬよ。
楓夏依と美咲については、私はどれほどまで戦えるのかというのを見れていないため、安心して戦いを見ていられるわけがない。
あまり余計なことを言って神経を逆撫でするようなことをするのは決して良い判断とは言えない。
敢えて怒らせて、冷静さを欠かせて隙を生み出す………という戦い方をするつもりなら話は別だが、感情が昂っている状態での一撃というのは平常よりも重い一撃が放たれてくるはず。
それに、咆哮1つで鉄筋コンクリートで作られた建物を軽々と吹き飛ばしてしまった。アレが全力の咆哮だとも思えない。
シエルさんのホテルの前で戦ったのとは見た目が大きく違う。見た目は完全にアザラシ。しかし、かなりの大きさがある。
5メートルくらいの高さはあるでろうアザラシ。アザラシなのか、トドなのか、セイウチなのか………私には種類の違いというものがよく分かっていないが。
どこから出てきたのか………そもそも、私達の知っているアザラシっぽい動物は海の生き物だったはず。
近くに海があるという話も聞いていない。完全陸地であるのに、普通に生活しているとは………アザラシの中で、陸上の生活に特化した種族ということか。
[̲̅𓎡̲̅][̲̅𓆓̲̅][̲̅𓎡̲̅]И̥ͦ𓆓̺͆༆𖣘死ね𖣘༆𓃭̥ͦ𓆓̥ͦ𓆓̺͆К̥ͦ[̲̅𓏲̲̅][̲̅𓎼̲̅][̲̅𓆑̲̅]
__ガガガガガガガ……………!!!!!
「あっ、やばっ」
ヒレで地面をえぐり、そこから削り出された岩盤を私達に向かって、ほぼゼロ距離で飛ばしてくる。
周辺に居たラーメン屋の客達は岩盤に巻き込まれて潰されて、岩盤の隙間から血が滲み出している。
私達は何とか反応して、持っていたUSBメモリを各々が使いやすい武器に変化させて素早く防ぎきった。
この時間……1秒も無かったくらいに一瞬だったと思う。それなのに、とても長く感じた。
高速で飛んできていたはずの岩が、そこまで速いとは思わなかった。他の3人も同じ感覚になっていたからこそ、無事に防げたのだろうと思う。
武器は美咲は薙刀、楓夏依は細剣だった。
一番の脳筋プレイをしそうな人間が、一番火力が出なさそうな細い武器を使っている。レイピアと呼ばれたりとするものだったか。
対人の………1対1での決闘の際に使われていたっていうのをWikipediaで見た事がある。
戦争とかでは使われない、一応対人の武器ではある………というだけの、繊細な武器だったはず。
私は太刀で、一番脳筋から掛け離れていたはずの美香は、大剣に変化させていた。
私と振り回していた大剣とは何かが違う気がするが………今は、目の前の巨大アザラシを仕留めることに専念しよう。
[̲̅𓎡̲̅][̲̅𓆓̲̅][̲̅𓎡̲̅]И̥ͦ𓆓̺͆༆𖣘𐎴𐎠𐎼𐎠𐎣𐎠𐎴𐎠𐎹𐎠𐎴𐎠𐏃·····𐎠[̲̅𐤉̲̅][̲̅𐤉̲̅][̲̅𐤌̲̅][̲̅𐤉̲̅][̲̅𐤁̲̅][̲̅𐤃̲̅][̲̅𐤉̲̅][̲̅𐤉̲̅][̲̅𐤇̲̅][̲̅𐤅̲̅][̲̅𐤉̲̅][̲̅𐤇̲̅][̲̅𐤁̲̅][̲̅𐤃̲̅]·····𐎴𐎠𐎼𐎠𐎣𐎠𐎴𐎠𐎹𐎠𐎴𐎠𐏃𐎠𖣘"撃ち穿つ者の裁き"༆𓃭̥ͦ𓆓̥ͦ𓆓̺͆К̥ͦ[̲̅𓏲̲̅][̲̅𓎼̲̅][̲̅𓆑̲̅]
___カタカタカタカタカタ………キュゥゥゥンッ……!!
「……………………!!」
「おっ?花火か?」
「んなわけ」
アザラシの頭上から青白い光の塊が上空に向かって放たれた。
そこから5秒ほど経つと、そこから無数の光の粒が降り注いできているのが見えた。
そこに美香が大剣を思い切り光の粒に向かって振り上げると、その風圧によって光の粒は全て消し飛んだ。
その風圧が私達のところまで来るほどの威力………いくら軽量化されている大剣とは言えども、そこまでの風圧を繰り出せるほどの力を、どこから出しているんだ?
運動神経のリミッターが外れてしまっているとしか考えられない。
__ブォォォォオオオンッ…………!!
[̲̅𓎡̲̅][̲̅𓆓̲̅][̲̅𓎡̲̅]И̥ͦ𓆓̺͆༆𖣘剣圧だけで、俺の術式を吹き飛ばしやがったか………!!𖣘༆𓃭̥ͦ𓆓̥ͦ𓆓̺͆К̥ͦ[̲̅𓏲̲̅][̲̅𓎼̲̅][̲̅𓆑̲̅]
···································あれ?
楓夏依、どこに行ったんだ?
美香の動きに意識を向けている間に、楓夏依の姿を見失ってしまった。
逃げ出したわけがないから………近くにはいるはず。しかし、気配をどこからも感じない。
隠れて、隙を伺っている………のか?
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