𐎢‎𓊆22録𓊇𐎽 セカンド初陣 IV


[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]ガァァァァァあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!![̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]








___ズドンッ………!!!!ゴォォォォォォォォォオオオオオオ……………!!!!!








「れ、レーザー………!?」



マズい………!!これをダイレクトに食らってしまったら、死体すらも残らずに即死してしまう。


てっきり、火炎放射くらいのものが放たれるのかと思いきや……超高速のレーザーが放たれるとは思わなかった。


どんな実力者でも、1人で戦えば普通に死ぬ可能性が高いと言っていたシエルさんの話、今このタイミングになって利いていくるとは………


油断していたわけでも、勝てるとかって自陣過剰になっていたわけでもない。その言葉の意味自体が、自分の中でしっかりと実感出来ていなかった………というのが正しいのかな?







____オオオオォォォォォォオオオオォォォ………!!!!






「ま、マズっ……………!!」


[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]死ね!!!![̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]










___ヒュンッ………!!バシュゥゥゥゥウウウウンッ……………!!!!












「えっ………………?」


[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]な、なに………………!?[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]



私に向かってきた光速の黒炎のレーザーは、私以外の何者かの力によって掻き消された。


蒸発させられた……っていう表現が正しいのだろうか。化け物も、私自身も、何が起こったか理解出来ていない。



………なんとなくだが、ホテルの屋上の方に人の気配がする。誰か居るのは間違いないと思う。


人数は1人………だと、思う。シエルさんかな?って最初は思いもしたが、その人物の気配は私の背後に移動し、その人物は聞き馴染みのある声と一緒に私の横に並んだ。



「アハハハ………どもども」


「美香!?」



一番、意外な人物だった。シエルさんでないなら楓夏依あたりがやってくれたんだと思っていた。


まさか、少し前まで化け物に襲われて恐怖で動けなくなっていた美香が………私に向かって離れていた黒炎のレーザーを何かの異能で掻き消して、私が普段からよく見ているフワフワとした朗らかな笑顔をすぐ隣で見せている。



[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]おのれぇ…………!!他にも仲間が居たのか………!![̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]


「美香、今のは………?」


「シエルさんから教えてもらった。教えてもらったっていうか………ちょっと異能力の開発の手伝いをしてもらったというか、後はゆみりと同じで、USBメモリの使い方を何となくで見つけたっていうか………」


「そ、それはいいんだけど…………本当に大丈夫なの?」


「うん!ゆみりには助けてもらっまからね。ここらで少しは、さっきの借りっていうのを返しておかないとね!」


[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!![̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]


「来る………!!」







___カタカタカタカタ………カチカチカチ……!!!!ガチャン!!










「や、槍………!?」


「太刀とか色々と形が変わるみたいだよ。頭でイメージした武器が出来る……みたいな?」


「そ、そういうシステムだったのか」


「シエルさんの仮説だから何とも言えないけども………」







___ギュォォォォオォォォオオオオオオ…………!!!!







[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]𐎠𐎶𐎠𐎿𐎠𐎴𐎠𐎹𐎠𐏃𐎠𐎠𐎴𐎠𐎿𐎠𐎠𐎶𐎠𐎿𐎠𐎹𐎠𐏃𐎠𐎠………𐏃𐎡𐎴𐎠𐏃𐎢𐎹𐎠𐏃𐎠𐎴O𐎹𐎠𐏃𐎠𐎫𐎠𐎫𐎠𐏃𐎡𐎴𐎠………"🜊🜋🜊🜋🜊🜋🜊🜋"[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]


「………………𓎼𓏤𓍿𓄿𓐝𓏲𓃭𓎡𓆑𓋔𓂋𓂋𓇌𓍯𓃭𓃭𓆑𓃀𓋔𓎛𓏤𓄡𓋔𓆓𓄡"緋水千仭禍ひすいせんじんか"」








___ズシャァァ……ズズズ………バシャバシャバシャバシャ…………!!!!









美香が何やら呪文を唱え終えると、持っている槍全体から紅い水が溢れ出してきた。そして、それが槍の先端に集中していき、その瞬間に美香が槍を思い切り振りかぶって、呪文を唱えながら、上空から猛スピードで全身に黒炎を纏いながら突進してくる化け物に向かって投げ飛ばした。


楓夏依かと思うくらいに脳筋プレイを披露していて、私は美香じゃなくて美香の幻影か何かを纏っている楓夏依を見ているのでは?と、目の前の美香の戦いぶりに少し引いている。


美香は草野球をやっていても、正直言って運動神経が良い方ではないから、真面目にやっているのは伝わっていても、どことなくふざけているようにも見えなくもないプレイを見せる。


救いようのないくらいに悪いわけではなく、体の使い方が下手くそなのかな?っていう動きではあった。


ダンスとかは割と踊れたりするので、体を動かすということがまるっきり駄目というわけではないのは知っている。


何か向いているスポーツとかがあるのではなかろうか……なんて思っていたりもした。



それがどうやら、戦場での立ち回りだったとはね。美香の身体能力は戦うためにならば体がいくらでも動くようなタイプの模様。


前世の時に開花するわけもない才能なのは納得。VTuberが現実世界でモンハンのように、自分の体よりも何倍も何十倍も大きな化け物と戦うわけがないのだから。


目覚めさせてはいけない、才能でもあったかもしれない…………




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る