𐎢‎𓊆21録𓊇𐎽セカンド初陣 Ⅲ


[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]USBメモリが……大剣に変化した………!!!![̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]







____ヴォンッ…………!!!!ドォォォオオオオオオオオオオオオオ…………!!!!!!










[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]チッ……!!小賢しい…………!![̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]







____バサッ………!!!!ヒュオンッ………!!!!






「あっ…………………」



避けられた。


そういえば、翼があるのを忘れていた。空を飛ぶっていう選択肢には向こうにはあるんだ。


私は空を飛べないから、空中戦となると圧倒的に不利になる。


それと、私が太刀だと思って振り回していたUSBメモリだったものは、化け物の口から「大剣」という単語が出てきたので、ふと自分の手元に目をやる。



そこには、モンハンで見たことあるような大剣が自分の手に握られていた。配信の時には物凄くお世話になったCAPCOM様のモンスターハンターシリーズ。


VTuberになる前からも本当に大好きだったタイトルのシリーズだ。



中学生の時には、何となく「モンハンの世界に入ってモンスターを狩ってみたい、リオレウスとか狩ってみたい」なんて……呑気な事を考えていたが、実際にこうして化け物と対峙すると「最悪」の感情以外に何も湧かない。


出遭いたくなかったな…………と、心底思う。



(にしても………この大剣、思ったよりも軽いな)



さっきの太刀に関してもそうだが、この大剣といい……女の私でも普通に片手で振り回せるくらいに軽量化されている。


本物の太刀………日本刀なんて握ったことは無いが、話によれば訓練をしていない女が片手で簡単に振り回せるものでは無いとは聞いたことがある。


楓夏依くらいに体がしっかりと鍛え上げられているのならば出来そうなものだ。しかし、私はそこまで体を鍛え抜いてるというわけではない。


だから、本物の太刀を軽々と振りますことなんて出来ない。ましてや、大剣なんて余計だろう。


自分の体ほどの金属の塊を振り回せるほど、私は体を鍛えた覚えはない。これほどまでの大きさの大剣………本来の重量があった場合、楓夏依でも持ち上げることすらも容易ではない。


このUSBメモリ……一体誰が作って、このような機能を搭載することが出来たのだろうか。


それに、どうやって転生したばかりの私達のポケットに忍ばせたのか、それも気になるな。





___バサッ………バサッ…………







[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]グルルルルルル……グルォォォォォオオオオオオ……………!!!![̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]


「····························································」



今は、この変幻自在のUSBメモリについて考えるのは止めておこう。シエルさんなら何か知ってるかもしれない。


詳しいことは分からずとも、少しでも有益な情報に成り得る話を聞けるだけで私としては十分な収穫だ。



[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]…………𐎠𐎶𐎠𐎿𐎠𐎴𐎠𐎹𐎠𐏃𐎠𐎠𐎴𐎠𐎿𐎠𐎠𐎶𐎠𐎿𐎠𐎹𐎠𐏃𐎠𐎠𐏃𐎡𐎴𐎠𐏃𐎢𐎹𐎠𐏃𐎠𐎴O𐎹𐎠𐏃𐎠𐎫𐎠𐎫𐎠𐏃𐎡𐎴𐎠……🝬🜛🜸🜼🝬🝗🝛🜸🝬🜸🝬🜉🜾🝬🜼🝬🝠🝍🝊🝤🝃🜸🜓🜅🝬🝠🝊🝍🜈🝍🜼🜉🝍🝌🝳🜚··········"🜋🜋🜋🜋🜋"[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]


「………………ッ!?」


(い、今のは………!?)



何かの、呪文みたいのを唱えた?







___ゴゴゴゴゴゴ………!!









[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]ァァァァァァァ………………!!!![̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]



化け物が呪文のようなものを唱えた後、その化け物の口全体に黒い炎が現れた。不気味な程にどす黒く………風によって揺らめいているのは炎そのものの動きだが、それ以外は禍々しく、気味の悪いナニカにしか私の目には映らなかった。


確実に言えることは···············アレをマトモに食らってしまうことになれば、私の体が跡形も無く燃やし尽くされる事だろう。







___ゴゴゴゴゴゴ……ゴォォォオォオオオオオン"ッッッ………!!!!










[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]༆l̺͆l̺͆❂[[̲̅[̲̅ᛟ̲̅][̲̅ᛟ̲̅]消し飛べ……[̲̅ᛣ̲̅][̲̅ᛣ̲̅]]☪︎l̺͆l̺͆༆[̲̅ᛗ̲̅][̲̅ᛗ̲̅]


「……………………!!」





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る