第10話 冒険者ギルド登録

 翌日、ふわふわのベッドから身を起こす。

 まだまどろんだ意識の中で、誰かの声が聞こえる。そしてそれは次第に笑っているように聞こえて…



「はっ…!」

「おはようございます、ひなみ様」

「あっ!セバスさん… えと、おはようございます」



 私が挨拶を返せば柔らかく微笑み、紅茶を入れてくれた。

 というか、私…この世界で初めて朝の挨拶をした! 昨日からこの世界の初めてがたくさんある。うん、これは幸せだね。私は温かい紅茶を飲みながら、頭を覚醒させていく。というか、寝起きにこんな対応されるって…貴族ってすごいですね…!



「朝食をご用意していますので、支度が終わりましたらそのベルを鳴らしてください。メイドが迎えに参ります」

「あっはい!」



 サイドテーブルに置かれた可愛らしいベルに視線を送る。これは、ドラマや漫画でよくあるベル…!? 鳴らすと執事かメイドがやってくるというマル秘アイテムではないか。というか、現実にこんな物があるとは。というか、ベルの音が聞こえる方がすごい。

 とりあえず、優雅に紅茶をいただきつつ交換日記のチェックを行う。





 - - - - - - -


 おはよう、ひな。よく眠れたみたいで良かった。

 そして初めての街だね、おめでとう。けど、変な人もいるかもしれないから十分注意するんだよ? ひなは可愛いんだから。


 でも街に来たとなると、なんだか僕の相手をあんまりしてくれなくなりそうで寂しくなっちゃうね。

 交換日記…忘れちゃ駄目だよ? 忘れたらお仕置きだからね。


 それから、街へ入れるようになったことによってポイントで新しく交換出来るものが増えたから確認してみてね。大分重要な設備だよ!簡単に説明をしておくね。

 これは、街で家を買うと、その家の扉をひなの家の扉をつなぐことが出来るんだ。あ、ひなの家のほうは玄関じゃなくて、それ用の部屋が一緒に追加されるから安心してね?

 だから、街で家を買って設備を作ればいつでも街へ行けるようになるよ。


 じゃぁ、今日も1日頑張ってね!


 - - - - - - -





【交換日記】 =3ポイント加算


【所持ポイント:31,190】


【鉢植え:小】 1

【鉢植え:中】 10

【鉢植え:大】 20

【野菜の種セット】 10

【果物の種セット】 10

【ハーブの種セット】 10

【小麦の種】 50

【稲の種】 100

【レンガ:1個】 5

【噴水】 1,500

【瓶:100個】 3

【部屋】 50

【お風呂 - 増築】 5,000

【部屋 - 増築】 2,000

【屋上 - 増築】 10,000

【地下室 - 増築】 30,000

【調合室 - 増築】 15,000

 New!【箱庭の扉】 50,000





 な、なんと…!

 新しい設備箱庭の扉が追加されてる。これで街と家をつなげばいいのか。なるほどね。でも、家っていくらだろう…賃貸とかあるのかな?



「って! 5万ポイント…!!!」



 真紅の回復薬ガーネット・ポーションを1つ作って2ポイント。え、2万5千個も作らないといけないの…? 死んでしまうよ。

 まぁ、これは仕方ない。おいおい考えて行こうかな…

 私は持ってきた服に着替え、ベルを鳴らす。緊張だ! ちなみに、今日の服は膝丈のワンピースに、丈の短い上着を羽織っている。ワンピは半そでで、上着は7分袖だ。

 ベルを鳴らすとすぐにメイドから声が掛かり、入室の許可を出す。あれ、なんだろう…もしかして廊下で待機とか…してたのかな? それだったらゆっくりしてしまったので申し訳ないなと思う。







 ◇ ◇ ◇



「おはようございます、ひなみさん!」

「あ、シアちゃんおはよう」



 食堂のような場所へ行くと、シアちゃんが席で朝食を取っていた。

 メニューは… トーストに、ベーコン、目玉焼きとサラダ。うん、どこの世界も朝は似たようなものを食べるんだね。あとはデザートにヨーグルトがあるみたいだ。



「あれ、アルフレッドさんは?」

「あぁ、お兄様はお父様と一緒に騎士団へいきました」

「そうなんだ。こんな早くから、大変だねぇ…」

「ええ。お兄様は、私と違って魔力も多く…魔法もこの国で1番なんですよ」



 おぉ!



「すごいんだね!」

「はい!とっても!」



 なんだかシアちゃんが自分を卑下したような気もするけど…今は笑顔だしあまり深入りをするのはやめておこう。お兄ちゃんであるアルフレッドさんのこと、すごい自慢で大好きみたいだしね。



「お兄様は、勇者様のパーティに所属しているんです。なので、よく城に行かれるんです」

「ふぅん…?」



 なるほどね。うん。

 …うん? 勇者のパーティ…だと?

 そうか、うん、そうだね。いるよね、勇者。だって魔王がいるんだから。ちなみに魔王がいるのは神様のポイント交換一覧で見ました。倒すとポイントが無限に貰えるのです。すごいね! しかし私には無理ゲーっていうやつです。



「なんだかすごいね…! 私にはまるで夢の世界だよ」

「そんなこと… それに、ひなみさんはすごい薬術師ではないですか」

「うーん…まぁ、そうなのかな? ありがと」



 なんだか逆に慰められてしまった感がはんぱないですが、きっと気のせいです。

 2人で朝食を食べながら街について教えて貰っていた。

 街は城を筆頭に、だいたい左から住民街・市場・大通り・住民街となっているのだそう。城の位置は北にあり、大通りが中央を通り南にと東に城門が設置されている。今私がいるシアちゃんのお屋敷は東にあって、貴族は基本的に東に住んでいるらしい。そして、西が平民。さらに西へ行くとスラム街になっている為、間違っても行かないようにシアちゃんが注意をしてくれた。



「シンシア様、そろそろお時間です」

「あ、はい! ひなみさん、ごめんなさい。私も用事があって家を出ないといけなくて…帰りは明日以降になってしまうの。本当は予定なんて無かったんですけど、今日の朝急に決まってしまって…」

「んーん! 大丈夫だよ。昨日と今日、ありがとうね、シアちゃん」

「いいえ! こちらこそです。……また、会ってくれますか?」

「うん、もちろんだよ!」



 2人で笑いあって、シアちゃんが「これでお友達ですね!」と言ってくれてとても嬉しかった。

 もう食べ終わっていたシアちゃんが部屋を出て行き、1人になった私はなんとなく気まずくて急いで食事をすませる。最後にゆっくりとお茶を飲み、少し気持ちを落ち着かせる。



 丁度私が食べ終わったのを見計らったように、執事のセバスさんがやってきた。さすが執事はタイミングもばっちりなんですね…!



「ひなみ様、こちら…クレフ様よりシンシア様を助けていただいたお礼になります」

「えっ!? いえいえ、もう夕食もご馳走になりましたし、泊めていただいたので十分ですよ」

「いいえ、お納め下さい」

「あぅ…」

「ひなみ様?」

「う… ありがとうございます」



 結果。執事の眼力は凄まじい。セバスさんから小さな袋を貰いリュックへと仕舞う。中身は…チャリンと音がしたからおそらくお金なのだろう。

 なんだか昨日と今日で大金持ちになってしまった…! 薬術師の適正があって良かったなと思います。



「ひなみ様、本日はどのようにされますか? シンシア様がお帰りになるのは早ければ明日の午前中になります。お部屋のご用意は出来ていますので…」

「いえいえ、私はこのまま家に帰りますのでっ」

「ですが…」



 セバスさんの言葉をさえぎり、家に帰る旨を伝える。だってシアちゃんがいないのに家に泊まるなんてずうずうしいにもほどがあります! とんでもないよ!

 私を引きとめようとするセバスさんには申し訳ないが、そのまま帰る旨を伝えて街へと繰り出した。







 ◇ ◇ ◇



「しまった…!!」



 大通りのお店を見て、市場で屋台を発見してお昼ご飯を食べている今現在です。私は最大の盲点を発見してしまったのだ。



「家までの帰り道が…わからない」



 仮に家までの道が分かったとしても、魔物を倒せない。

 どうしようか…せめて道は確認しないとまずい。たぶん歩いて帰るとなると半日以上は覚悟しないといけない。神妙な顔をしつつ屋台で買った揚げジャガイモを食べていると兵士が声を掛けてきた。あれ…私何もしていないはずだよ?だよね…?



「何だお嬢ちゃん。そんな顔して…何かあったか?」

「あ、いえっ…実は、森への道を知りたくて」

「森? あぁ、途中から“迷いの森”になってるあの森か?」

「そうです!」



 どうやら私が心配していた「おい!見かけない顔だが…お前この国の者じゃないだろ!?」という恐怖な展開にならなくてほっとした。



「はは、いっちょ前に冒険者志望だったのか! あの森は、南門を出てまっすぐ行って、分かれ道を左に曲がってずっと行けば見えてくるよ。門を出るときに言えば、身分証に地図を書き写して貰えるよ」

「身分証…?」

「ああ。街の出入りには必要だからな。無いなら、冒険者ギルドで登録すればすぐ手に入るよ」

「ん、ありがとうございます!」

「おう。ただ、迷いの森の手前は安全な初心者用の森だが、間違えて迷いの森に入ったら帰って来れないから十分気をつけろよ!」

「はーい!」



 笑顔で去っていく優しい兵士さんに手を振って見送る。どうやら私は子供に見えた為優しく声を掛けてもらえたらしい。いや、嬉しいのだが微妙な気分ですね。いや、若く見られたのだから…良しとしましょう。



「とりあえず冒険者ギルドに行こう… 確か、大通りにそれっぽいのを見た気がする」



 とりあえず、身分証がないと外にも出られない。

 今は急ぎ冒険者ギルドへ行くしかない。

 私は元来た道を通り、冒険者ギルドへ向けて歩き出した。





 市場から大通りに出て、少し大きめの建物が視界に入る。3階建ての建物は中々に他の建物よりも大きかった。剣と盾をあしらった看板が大きく掲げてあり、たくましい人たちが出入りをしている。冒険者だろうか。

 私もそれに習い、若干威圧感を放っている冒険者ギルドへと足を踏み入れた。



 中は思ったよりも清潔で、受付カウンターが5箇所あった。それぞれ素材買取・依頼受付・その他となっていた。素材買取と依頼受付のカウンターは2箇所ずつ。素材買取の受付は、2つの受付の間が広く開いていて、そこに素材を乗せるスペースがある。現に、買取をして貰っている冒険者がそのスペースに毛皮と牙の様なものを乗せていた。

 私はとりあえず、その他のカウンターへ行き受付のお姉さんに身分証について尋ねてみた。お姉さんが記入用紙を出し、丁寧に説明をしてくれた。



「冒険者は、10歳を過ぎればどなたでも登録していただけます。また、登録によりギルドにて身分証を発行させていただきます。身分証はギルドカードとも呼ばれ、ギルドでの功績やランクが記載されます。他、登録には登録者の状態確認と銀貨が5枚必要になります。登録されますか?」

「はい、お願いします。それと…登録者の状態確認とは?」

「状態確認とは、ギルドで身分を保証する為に登録者を魔道具で調べることです。それにより、犯罪歴などが分かります」

「なるほど…ありがとうございます。登録、お願いします」



 私は用紙に記入をし、受付のお姉さんに渡す。

 内容は、名前、年齢…それから職業。薬術師と記載しようかとも思ったが、何か職業登録などをしていないといけないなどがあったら嫌なので空欄にしておいた。それに15歳だし…きっと無職でも問題ない。たぶん。



「はい、こちらで問題ありません。職業は…こちらで適正を調べて記載することも出来ますがどうしますか?」

「え! そんなこと出来るんですか? お願いします!」

「はい。では状態確認時に合わせて確認しますね。こちらの水晶に手のひらをつけて下さい」

「はい……」



 そう言って、出されたのは人の顔ほどの水晶。真っ白のそれは、まるで雪玉の様だった。室内の明かりと窓から入ってくる光によりきらきらと虹色に輝いている。

 私はそれに手を乗せ、思ったより冷たくないんだと思った。

 そして少しすると、水晶が緑色に輝き文字が映し出された。





 〈 楠木ひなみ 〉


 15歳

 Lv. 1


 状態:良好

 履歴:犯罪・無し


 職業適性:薬術師





 おぉ…大丈夫だとは思いつつも犯罪歴が無しとなっていることを確認してほっとした。



「ステータスは出ないんですね」

「あぁ… ステータスは手の内を見せることになってしまうので、ここには表示されない様になっているんです。でも、ギルドカードにはきちんと表示されますので…ご注意下さいね」

「はい」

「こちらがひなみさんのギルドカードになります」



 瞬間、水晶から免許証程度のプレートが飛び出した。やばい、びっくりした…!どきどきする心臓を冷静にしようと少し深呼吸を行った。そんな私を見たお姉さんがちょっと笑ってた。



「では、説明しますね。この“ギルドカード”は〈レティスリール〉全土での身分を証明する物として使用できます。表面には所有者の情報が開示されます。通常は、名前、年齢、職業が表示されています。ただし、ステータスと唱えることによりステータスが表示されます。同様に、スキル、加護と唱えることでそちらも表示されます。あまり見せびらかすのはおすすめしませんが…依頼主が確認をしたいという場合もあるので臨機応変に対応をして下さいね」

「なるほど…とっても便利ですね」

「はい。それと、裏面には魔物の討伐記録、受けている依頼の状況が記載されています。また、地図と唱えるとこの国の地図が表示されるので有効活用して下さいね」



 至れり尽くせりです…ギルドカード。

 試しに「地図」とギルドカードを持って唱えると、ホログラム状態の地図がギルドプレートの上に浮かび上がった。これはすごい…!!ちなみにこれ、今はラリール王国の地図のみだが、地図のデータ的なのを持っている人に貰うと拡大することが可能なのだそうだ。



「そして最後に、プレートの色です」

「色…?」

「はい。色は冒険者ランクを表します。下から順にランクD(銅色)・C(緑色)・B(青色)・A(金色)・S(黒色)となっています。ひなみさんは、見ての通り銅色なので、ランクはDになります」



 自分のギルドカードは、銅色のプレートに文字情報が刻まれていた。

 なるほど…そうやってランクを見分けるんだ。



「ランクはギルドへの貢献度や実力によって上がっていきますので、頑張ってくださいね」

「はい。ありがとうございます!」



 私はお姉さんにお礼を言って受付を後にしようとして…家へ1人で帰れないことを思い出した。森へ行くパーティがあったりしたら入れて貰いたいんだけどなぁ…あるかなぁ? でもアルフレッドさん達の話によるとあの森は“迷いの森”化してから全然人が近づかないって言ってたしな…。



「どうかしました?」



 私が悩んでるのを察してか、お姉さんが再度声を掛けてくれた。いや…ずっと立ち止まっていれば声も掛けるか。ご迷惑を掛けてごめんなさい。でも、聞いてしまおう。



「実は…現在の“迷いの森”へ行きたいんですが1人では魔物が出るから行けなくて… そこへ向かうパーティの方がいたら同行したいなぁ…とか」

「あぁ… でも、“迷いの森”へ行くパーティはないですね。迷いの森になる前は初心者に人気の場所だったんですが、今は誰も行きません。熟練者が行ってもあまり意味の無い…浅い森ですからね」

「ですよね…」

「うーん… 護衛の依頼を出すことも出来ますが、恐らくあまり良い結果にはならないでしょう」



 護衛を雇えると…!?

 無事家に帰るためならば仕方が無い。



「いや、是非お願いしたいです…!」

「そうですねぇ… 依頼を出すのは良いですけど、護衛依頼を受けるレベルの冒険者はそこそこ熟練なんですよ。なので、わざわざ浅い森への依頼を受けては…くれないかもしれません」

「な、なるほど…」

「それか、自分からパーティメンバーを募るか、呪奴隷しゅどれいを買ってパーティメンバーにするしかないですね。召喚術師の適性があれば魔物を仲間にすることも出来たのですが…」



 お姉さんが代替案として、2パターン用意してくれた。優しい…! そして召喚術師というものも職業にあるんですね。なんだか薬術師と違って格好良いです…。精霊とか召喚できるのかな? っと、今は今後どうするかを考えなければ!

 まず1つ目。自分でパーティを募集する。うん、ゲームっぽくて良い! が、却下。何故なら私は戦えないから… そんな私のパーティに入ってくれる不思議ちゃんはいないでしょう。

 そして2つ目。奴隷… 《呪》が何か分からないところではあるけども…確実なのは、確かに奴隷を買うことなんだろう。

 が… 日本人である私に“人を買う”というのは結構ハードルが高いわけです。それに金貨10

 枚で人が買えるとも思えない…

 悩んでいる私を可哀想だと感じたのか、お姉さんが優しく声を掛けてくれる。



「悩んでますね。確かに、駆け出し冒険者でツテもないとパーティは募集しにくいですね。となると、呪奴隷ですが… うーん、そうですね。あそことあそこに、男性の冒険者がいるじゃないですか。あ、それと今入ってきた女性の冒険者」

「ん…? あ、はい」

「あの方達のパーティメンバーは皆呪奴隷なんですよ」

「えっ!」



 なんと…! こうもナチュラルに奴隷をつれているとは思わなかった。



「呪奴隷とパーティを組むのは、戦利品の分配で揉めないというメリットがあるので、呪奴隷をパーティメンバーにする方は結構多いんですよ。それに、契約も5年間の契約を終えた呪奴隷は解放されるので、呪奴隷の開放活動をしている方も多いですよ」

「開放活動?」

「はい。呪奴隷とは、《呪》を解除したい者のことです。《呪》は誰かと従事契約を結ぶことで、5年後に解除されるんですよ」

「というか、《呪》って何ですか?」



 奴隷は一応、意味くらい分かります。が、その前についている《呪》とは何なのだろうか?

 お姉さんが驚いた顔をしているから、きっと一般常識的な物なのだと思われる。うぅ、神様のくれた一般常識の本には奴隷のこと書いてなかったよ…!



「《呪》とは、胸に刻まれた…いわば呪いのようなものですね」

「呪い…? それが、5年間の従事で解けるってことですか?」

「はい。なので、《呪》を持つものでそれを解除したい者は“呪奴隷”となります。解除を望まない者は、しゅ持ちと呼ばれています」



 なるほど…? さすが異世界、不思議な物があるものです。どういった条件で《呪》が付くのだろうか。

 っと、私が長々と説明を受けていた為後ろに少し列が出来てしまった…!



「そうなんですか… なら、見にいくだけ行ってみようと思います!」

「ええ、それが良いかもですね」

「はい。ありがとうございます!」



 私はとりあえず、その呪奴隷を見るだけ見ることにする。日本ではなかった制度だが、この世界では当たり前…? にある制度のようだ。《呪》を解除する為に奴隷になる…ということだから、奴隷と言う言葉は悪いものだが、奴隷制度自体は悪いものではないのだろうか…?

 うぅん、難しい、です。



 ちゃんと家に帰れるといいなぁ…。

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